スミダコーポレーションは、グローバル連結会計システムを刷新した。製品を導入した日本オラクルが、2014年8月26日に発表した。
電子部品・モジュール製造のスミダコーポレーションは14カ国に37拠点を置き、海外における売り上げが全体の約85%を占める。さらなる成長を目指す同社にとって、グローバル市場の動きをつぶさに把握し、意思決定に生かすためのガバナンス強化が急務となっていた。
従来、同社の海外拠点はそれぞれ個別に財務会計システムを構築し、データを入力していた。本社の経理部門はこれらのデータを集約して項目やフォーマットを揃えたうえで、連結会計を実施する必要があった。このため、決算に多大な労力と時間がかかっていたほか、各拠点の最新の財務状況を把握しにくかった。
そこで、グループ全体の財務情報を一元管理できるシステムを導入した。
新システムは、各拠点の財務情報を自動収集。連結財務諸表を作成するほか、注記情報や監査証跡などを管理する機能を備える。これにより、連結会計業務を大幅に短縮できる見込みだ。本社の経営陣が各拠点のビジネス状況を素早く察知し、意思決定に生かすための仕組みとしても活用していく。
連結会計アプリケーションはオラクル製。クニエが導入を支援した。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | スミダコーポレーション |
業種 | 電子部品・モジュール製造 |
導入システム | グローバル連結会計システム |
導入目的 | 決算早期化、ガバナンス強化 |
主な利用製品 | 「Oracle Hyperion Financial Management」 |