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[調査・レポート]

成長続く国内データセンター市場、消費電力量増大で料金値上げも―ミック経済研

2015年4月2日(木)クラウド&データセンター完全ガイド編集部

ミック経済研究所は2015年4月2日、日本国内のデータセンター市場と消費電力量に関する調査結果の概要を発表した。主要データセンター事業者25社への個別実態調査を含む41社を対象に2014年12月~2015年2月に実施され、国内データセンター市場の売上高やデータセンターの消費電力量、延床面積、省エネ施策などの動向をまとめている。

 調査に際して、ミック経済研究所はデータセンター市場規模を「ハウジング、ホスティング、クラウド(SaaS・ASP、PaaS、IaaS)サービス関連売上」の総額と定義している。また、データセンターの消費電力量を、「IT機器系消費電力量:データセンター内のサーバー、ストレージ、ネットワーク機器等の消費電力量」、「その他設備(ファシリティ)系消費電力量:データセンター内の空調機、電源設備(UPS他)、照明、その他設備の消費電力量」としている。

 ミック経済研究所によると、2014年度の国内データセンター市場規模は、1兆6929億円(前年度比6.6%増)に達するという。2015年度も引き続きデータセンターを利用するユーザー企業が増えると見られ、その規模は1兆7922億円(5.9%増)に達するとしている。

 同社は、その後も、ユーザー企業におけるIT投資の回復とともに、近年活発化しているクラウドファーストの取り組みを中心に、データセンター活用がさらに広がっていくことで年平均成長率4.7%増で市場が成長すると予測。その結果、2019年度には2兆1310億円にまで拡大すると見ている。

図1:2013~2019年度のデータセンター市場/データセンター消費電力量の推移予測(出典:ミック経済研究所)
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