東京理科大学は、会計や購買など学校法人経営の基幹業務を支えるシステムを刷新、この4月から本稼働を開始した。ERPパッケージの「SAP ERP」を導入。提供元のSAPジャパンが2015年7月16日に公表した。
2014年に「日本の理科大から、世界の理科大へ。」という旗印を掲げた東京理科大学。ワールドワイドに通用する人材を継続的に輩出することが目的であり、教育と研究の国際化を重点方針に位置付ける。これを支えるものとして、大学経営の側面でも、グローバル競争力の強化や、業務統制・経営分析力の強化を必要としていた。
改革の姿勢を対外的に明示する前の2013年11月から、「次世代財務・管理会計・購買システムプロジェクト」をスタート。経営情報の可視化、グローバル標準のプロセスとシステムの採用、学校法人会計基準の確実な遂行といった点を中心に議論を重ね、それを具現化するためのシステムを選定。結果として、会計業務および購買業務を支える基盤としてSAP ERPの採用を決定した。
すでにこの4月から本格運用が始まっており、今後は、教務系システムなど学籍管理業務への拡張も検討している。
【プロジェクトの概要】 | |
ユーザー名 | 学校法人 東京理科大学 |
事業内容 | 教育 |
導入システム | 財務会計・管理会計・購買 |
導入目的 | グローバルに通用する経営基盤の整備 |
主な利用製品 | SAP ERP |