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ウルシステムズ、Javaプログラムのメモリー使用効率を500倍にする「ULFIRE Memory Optimizer」

2016年2月26日(金)IT Leaders編集部

IT関連コンサルティング会社のウルシステムズは2016年2月25日、英C24 Technologiesとの提携を発表した。同社からデータ圧縮技術のOEM提供を受けて、Javaプログラムのメモリー使用効率を最大500倍に向上できるミドルウェア「ULFIRE Memory Optimizer」として提供する。

 ウルシステムズの「ULFIRE Memory Optimizer」は、Javaプログラムの実行に必要なメモリー使用量を削減するミドルウェアだ。Javaオブジェクトを自動的に圧縮し、メモリー上に展開するデータのサイズを最大で500分の1まで削減できる。必要な実メモリー容量を減らすことにより、インメモリーでの処理スピードを維持しつつ、ハードウェアやソフトウェアライセンスの費用を抑える。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)、FinTech(Financial Technology)、機械学習といった取り組みにおけるインメモリー技術の導入を支援する。

 ウルシステムズは、C24 Technologiesからデータ圧縮技術「PREON」のOEM供給を受けて提供する。金融分野の約定、決済システム、デジタル広告のリアルタイム配信システム、通信分野をはじめとするIoTやビッグデータ処理などへの適用を見込んでいるという。

 ULFIRE Memory Optimizerをベースに、PoC(Proof of Concept:概念検証)の実施、同ミドルウェアの導入と性能チューニング、大規模超高速処理システムの設計、開発の支援、ソフトウェアライセンス、保守サービスの提供といった各サービスを用意している。

 ULFIRE Memory Optimizerの価格は、システムの規模に応じて設定される。エントリーシステムは520万円から。ウルシステムズは、今後3年間で30社以上の導入を目標にする。

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