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独SUSE、「SUSE Linux Enterprise Live Patching」を発表、パッチ適用時のシステム再起動を不要に
2016年5月30日(月)IT Leaders編集部
独SUSEは2016年5月26日(米国時間)、システムへのパッチ適用時に再起動を不要にするソフトウェアを発表した。計画的なシステムメンテナンスによりビジネスの中断を回避し、アプリケーションサービスの可用性を高める。
発表した「SUSE Linux Enterprise Live Patching」は、システムを停止させずに計画的メンテナンスを実施するためのソフトウェア。独SAP製品向けLinuxである「SUSE Linux Enterprise Server 12 Service Pack 1 for SAP Applications」上で利用する。SAPの「HANA」と「NetWeaverテクノロジー」の両基盤に対応する。
Live Patchingにより、実行中のカーネルを中断することなく、SUSE Linux Enterprise Server for SAP Applicationsにパッチを適用できる。SAP HANAを使用している企業であれば、SAP HANAのシャットダウンとサーバーの再起動が不要になる。
SUSE Linux Enterprise Live Patchingは、x86-64サーバーでサブスクリプションにより利用できる。対応する「SUSE Linux Enterprise Server Priority Support」のサブスクリプションを保有している必要がある。