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IBM iの開発環境をSaaSで提供する「Merlin as a Service」─三和コムテック

2025年8月8日(金)IT Leaders編集部、日川 佳三

三和コムテックは2025年8月6日、IBM iアプリケーションの開発環境クラウドサービス「Merlin as a Service」を発表した。同年7月から提供している。IBM iのIaaS「IBM Power Virtual Server」上で動作するIBM i向け開発環境「IBM i Merlin」をSaaSで提供する。

 三和コムテックの「Merlin as a Service」は、IBM iアプリケーションの開発環境「IBM i Modernization Engine for Lifecycle Integration(IBM i Merlin)」のクラウドサービスである。IBM iのIaaS「IBM Power Virtual Server(PowerVS)」上で動作するIBM i MerlinをSaaSで提供する。

 IBM i Merlinは、DevOpsのためのCI/CD(継続的インテグレーション/継続的デリバリー)ツールなど、IBM iアプリケーションのモダナイゼーションに必要なツール群を網羅したWebアプリケーションである。各ツールはRed Hat OpenShift上のコンテナとして動作している(図1)。

図1:IBM i Merlinのアーキテクチャ(出典:米IBM)
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 Merlin as a Serviceは、三和コムテックが運用するPowerVS上に、OpenShiftとIBM i Merlinの利用環境を構築してユーザーに提供する。ユーザーは自身が管理するPowerVS上にIBM iの開発環境を用意し、三和コムテックのIBM i Merlinと接続して利用する仕組みをとる。ユーザーはOpenShiftの画面操作は行えず、Merlinの画面のみを利用する。

 導入時に、三和コムテックのIBM i MerlinとIBM iを使ったハンズオントレーニングを提供する。Merlinでの開発やCI/CDツールを、実際の環境で手を動かしながら学習することで習熟時間を早められる(図2)。

図2:「Merlin as a Service」の提供内容(出典:三和コムテック)

 合わせてQ&Aサポート窓口を提供し、IBM i Merlinの操作方法の問い合わせを受け付けて支援する。運用時に問題が起こった際、IBMやOpenShiftのサポートに問い合わせることなく、三和コムテックの担当者が窓口になって各サポートとやり取りをしてくれる。

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