KCCSモバイルエンジニアリング(KCME)は2016年11月30日、スマートデバイスを活用することで現場の作業効率を高め、現場作業者と管理者とのコミュニケーションを円滑にする現場管理支援のクラウドサービス「SmartBee」の提供を開始した。
「SmartBee」は、モバイル・ワイヤレスインフラ構築によって得たKCMEの現場管理のノウハウを、様々な現場業務に活用できるよう汎用化した現場管理支援サービスである。現場作業における業務効率の向上、管理業務の負担軽減、作業品質の向上を支援する。
具体的には、作業者が現場で報告書を作成可能にする、必要な写真の撮り忘れを防止するといった業務支援を提供する。また、大量の報告書を取りまとめる管理者の負荷を軽減可能にするほか、現場作業者と管理者との情報共有不足による戻り作業も防止できる。
現場作業者はスマートデバイスから同サービスにアクセスし、あらかじめ登録されている項目に従って作業を実施する。作業結果を入力し、現場写真を含め、その場で情報をアップロードすることで「現場の見える化」を図れるようになる。Webサービスのためアプリの配布が不要で、端末にデータが残らないのでセキュリティを確保可能だ。
管理者は現場作業者からアップロードされた情報をリアルタイムに確認・承認できる。クラウドサービスのため大きな初期投資は不要で、コストを抑えつつ短期間で利用を開始できる。PC、スマートデバイス(iOS・Android・Windows)に対応している。
KCMEは今後、IoT(Internet of Things)センサー、ドローン、ウェアラブルデバイスなどとの連携機能を開発し、同サービスの利便性向上を図るとしている。