NTTテクノクロスは2017年9月26日、USBケーブルを介してファイルを安全にやり取りできるようにするデータ受け渡し装置「Crossway/データブリッジ」を強化し、ファイルを無害化する機能をオプション「Crossway/データブリッジ 無害化オプション」として提供すると発表した。11月1日から販売する。
Crossway/データブリッジは、USBメモリーに代わって、安全にパソコン間でファイルを受け渡せるようにする装置である。2本のUSBケーブルで2台のPCに接続した状態で使う。送信側PCからCrossway/データブリッジにファイルをコピーすると、受信側PCの所定フォルダにファイルをコピーする仕組み。送信時および受信時のユーザー認証や利用時間の制限によってセキュリティを確保する。
図1:Crossway/データブリッジの利用イメージ(出典:NTTテクノクロス)拡大画像表示
送信側PCから手動でファイルをコピーする標準版「Crossway/データブリッジ」と、送信側PCの所定フォルダにあるファイルを自動でコピーする「Crossway/データブリッジAT」の2種類の製品を用意している。価格(税別)は、標準版が19万8000円で、自動コピー版が39万8000円。
セキュリティを高めるオプションとして、ファイル受け渡し時にCrossway/データブリッジ上でウイルス検査する「Crossway/データブリッジVCオプション」も用意している。ウイルス対策ソフトには、スロバキアESET製品を使う。同オプションの価格は、初年度2万円、次年度以降は年額1万円。
今回、新たなセキュリティオプションとして、ファイル受け渡し時にファイルを無害化するオプションを追加した。Office文書ファイルや一太郎ファイルに含まれるマクロスクリプトを除去したり、PDFファイルに含まれるJavaScriptを除去したりといった手法でファイルを無害化する。ファイル無害化ソフトとして、プロットの「Fast Sanitizer」を利用する。同オプションの価格は、200万円から。
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