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TIS、ITインフラをコードベースで自動構築する「SHIFT ware」をOSSとして公開

2017年10月4日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

TISは2017年10月4日、ITインフラ環境をコードベースで自動構築するソフトウェア群「SHIFT ware(シフト・ウェア)」を開発し、オープンソース(OSS)として10月2日に公開したと発表した。構成管理ソフト「Ansible」やテスト自動化ソフト「Serverspec」を実行環境とするテンプレート集で構成する。

 SHIFT wareは、ITインフラ環境をコードベースで自動構築/自動テストするためのフレームワークである。構成管理ソフトのAnsibleや、テスト自動化ソフトのServerspecを実行環境とするテンプレート集で構成する。

図1●SHIFT wareの概要(出所:TIS)図1●SHIFT wareの概要(出所:TIS)
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 Excelベースのフロントエンドツールを用意している。これを使うことにより、プログラミングの経験がないインフラエンジニアや、自動構築やテストのノウハウがないエンジニアでも、短時間で高い品質のITインフラの設定ができるとしている。

 TISでは、SHIFT wareを2016年9月から社内で活用し、これまでに約60件の開発プロジェクトで使ってきた。

 TISが挙げた成果の例として、数百台規模のITインフラ環境を構築するコストを30%削減したほか、数十台の仮想マシンのデプロイ/テストに要する時間を3時間程要から十数分に短縮した。システム保守では、数百台の脆弱性確認を、属人的なスクリプトベースからテンプレートを用いた自動的な作業に変更した。

SHIFT wareのダウンロード入手先
https://github.com/SHIFT-ware/shift_ware

SHIFT wareの概要紹介ページ
https://shift-ware.github.io/ja/

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