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トランスコスモス、機械学習に使うための教師データを作成するサービスを開始

2017年11月1日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

トランスコスモスと、調査・分析専門の関連会社であるトランスコスモス・アナリティクスは2017年11月1日、機械学習に不可欠な教師データを作成するアノテーション(教師データの作成)サービスを開始すると発表した。コンタクトセンター拠点である「MCMセンター横浜」内に30席規模のアノテーションセンターを11月1日に開設した。2017年度に10件の試験導入を目指す。

 トランスコスモスとトランスコスモス・アナリティクスは、機械学習に不可欠な教師データを作成するアノテーション(教師データの作成)サービスを開始する。アノテーションサービスを提供することにより、ユーザー企業の機械学習プロジェクトを推進する。アノテーションセンターでは、これまで機械学習のプロジェクトで蓄積した経験をもとに、機械学習後に実施する分析や運用を踏まえた、最適な教師データを作成するためのアノテーション企画・設計を行う。

 サービス提供の背景についてトランスコスモスは、教師データを大量・高品質・効率的に作成するためのリソース・管理体制・ノウハウを自社だけで持つことは容易ではないことを挙げている。「教師データの準備に時間がかかったり、そもそも用意できなかったりといった状況が、機械学習を利用する上で大きなボトルネックとなっている」(同社)。

 アノテーションサービスの例として、音声データから文字データを作成したり、音声認識ソフトの文字データを修正したりするための、音声のアノテーションがある。チャットボット用のFAQのように、想定される質問に対して回答を作成するための、文章のアノテーションがある。画像データに対して年齢や性別といったラベルを付与する、画像のアノテーションがある。

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トランスコスモス / マシンラーニング

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