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CTC、IoTで建設工事のモデルを自動生成するソフトを発表

2018年2月27日(火)IT Leaders編集部

伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は2018年2月26日、建設工事で使う3次元モデルをIoT技術で自動生成して工事工程を可視化するソフトウェア製品群「C-シリーズ」を発表した。施工管理などの生産性を改善できる。販売目標は、総合建設業者や建設コンサルタント、ファシリティマネジメント業者を中心に、1年間で約200社。

 C-シリーズは、各種の工事工程で計測センサーや重機などから得た情報を基に、建設工事で使う3次元モデルを自動生成するソフトウェア群である。IoT技術を活用して、データの収集とモデルの生成を自動化している。

 従来は、現場の作業員の感覚や経験、目視や手入力に頼る部分が大きかったが、C-シリーズでは、リアルタイムに状況を可視化し、関係者間でスムーズに情報を連携できるようになる。

 建設工事の設計図書の照査、施工、出来形管理、検査などの過程で、作業を省力化する。これにより、生産性が向上する。各種の計測情報を利用して自動的にモデルを生成することから、入力ミスやデータの改ざんの防止にもつながる。

 4つのソフトを提供する。シールド工事向けの「C-Shield」、地盤改良工事向けの「C-Grout」、盛土工事向けの「C-土工」、浚渫工事向けの「C-浚渫」。C-Shieldは2017年11月に提供を開始しており、C-浚渫、C-土工、C-Groutは2018年4月から順次提供を開始する。

 C-Shiledでは、シールドマシンとセグメントの現在地のほか、埋設物や重要構造物下のコントロールポイントなどを3Dモデル上で確認できる。

 C-Groutでは、地層の境界部分や地中の障害物、地盤改良工事の進ちょく情報をリアルタイムに見える化し、施工の透明化を図る。地面の変位をコンター/ベクトルモデルで可視化することも可能である。

 C-土工では、転圧管理システムと連携して転圧状況の3次元モデルを作成できる。

 C-浚渫では、浚渫船からの情報を基に、海底の掘削状況をリアルタイムで可視化できる。グラブ式やバケット式などの浚渫船のタイプにより、カスタマイズで提供する。

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