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富士通BSC、ブロックチェーンによるコンテンツ流通の実証実験

2018年4月27日(金)IT Leaders編集部

富士通ビー・エス・シー(富士通BSC)は2018年4月26日、ブロックチェーンによるコンテンツ流通の実証実験を開始すると発表した。キャラクターやデザインなどの知的財産の権利を保護したかたちでデジタルコンテンツをサイバー空間上で流通させることが狙い。ブロックチェーン技術の実績を持つINDETAILと共同で研究開発を行った。

 基盤上では、利用目的ごとにコミュニティを創出し、コンテンツの所有者(コンテンツホルダー)や、コンテンツを利用した商品・サービスの提供者、サービス利用者が参加する。各コミュニティには独自の規約を設け、この規約に沿って参加者間でデジタルコンテンツを流通させる。

 コンテンツホルダーの権利を保護するため、データの改ざんが難しいブロックチェーン技術を活用し、取引履歴を残す。コンテンツに関するデジタルデータの流通記録は、すべてブロックチェーンの台帳に記録されるため、改ざんが困難になる。これにより、同基盤上で著作権を保護したかたちで、データの2次利用、3次利用が可能になる。

 ビジネスモデルとして、スマートコントラクト(ブロックチェーンにおいて契約条件の確認や履行を自動的に実行する仕組み)により、コンテンツの利用量に応じた適正な報酬がコミュニティ参加者に支払われる仕組みも提供する。

 今回、同仕組みを利用し、神戸市で開催される市民参加型イベント「078(ゼロ・ナナ・ハチ)」において、一般来場者を対象に、企業や自治体、個人デザイナーなどが持つコンテンツを利用したネイルサービスを提供する実証実験を2018年4月27日から28日に実施する。

 富士通BSCは今後、実証実験の結果を基に、同基盤サービスの商用展開を検討する。また、コンテンツを保有する企業や、特定の分野でコンテンツを活用したビジネスを展開するスタートアップ企業と積極的に協業を行っていくとしている。

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