日本ユニシスグループは2018年6月8日、業種業界を超えてビジネスをつなぎ、企業のデジタル変革を支援する場「RinzaLab」を開設すると発表した。2018年7月に開設する。
RinzaLabは、ユーザーの課題解決や、業種を横断した新しいビジネスの創出を目的に開設した、ユーザーと協働・共創する場である。ユーザー企業内に存在する様々なデータを分析し、AIや第三者データ、オープンデータを融合・活用することで新しい発想を生み出す。
日本ユニシスは、現時点でデータ活用・AI領域の技術者100人体制を整えている。2022年までに、パートナー合わせて500人まで拡充して、サービスの提供体制を強化する。
RinzaLabには、「Community」、「Analytics Platform」、「Technical Team」という3つの特徴がある。発表済みの技術体系「Rinza」を用いたデジタル変革サービスとして、ユーザーのビジネスにおける課題解決を見出すための機会と環境、スペシャリストのリソースを提供する。
- Community:パートナーコミュニティ
- 課題定義/分析計画ワークショップの実施、AIベンチャーなどの新技術の利用や、事例紹介などの情報発信、情報交換や意見交換などのディスカッションができる機会を提供する。
- Analytics Platform:分析環境
- 検証環境/本番環境/基幹データ連携を可能にするためのリソースのほか、オープンなAPI、データの仲介など、データ分析や検証に必要な環境を提供する。
- Technical Team:データ活用技術者
- データサイエンティストによる分析サービス、AI機能や学習済みデータを組み込んだサービス開発など、日本ユニシスのスペシャリストが相談に応じ、ユーザーにとって最適なサービスを提供する。