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農業IoTに配線不要の省電力無線カメラを使った画像監視サービス―MOVIMASの取り組み

2018年7月31日(火)IT Leaders編集部

IoT/M2Mマーケティング支援/コンサルティング会社のMOVIMASは、農業IoT向けプラットフォーム「MOVIMAS IoT-PF」に、安川情報システムが2018年秋に提供開始する画像監視サービス「MMsmartMonitor」を採用した。安川情報システムが2018年7月30日に発表した。

 IoT/M2Mのマーケティング支援/コンサルティングを提供するMOVIMASが、IoTを用いて農業の自動化を進めることで、耕作放棄地や就農者不足といった問題の解消に取り組んでいる。ビニールハウス内に各種センサーを設置し、制御データを「MOVIMAS IoT-PF」に蓄積して管理を行っている。

 作物を栽培するという性質から目視確認の必要性を感じ、カメラの導入を検討していた。今までは、カメラ設置に向けた電源等の工事や、カメラ本体のコストなどがネックとなり進んでいなかったが、今回、その問題をクリアできるサービスとしてMMsmartMonitorを採用した。

 MMsmartMonitorは、シリコンバレーのベンチャー企業LOCIXが開発した、配線不要の省電力HD無線カメラと管理クラウドを組み合わせた画像監視サービスである。設置場所を柔軟に変更する必要がある建設現場や、電源工事が難しい物流倉庫、交通基盤など、今まで監視カメラの設置が難しかった環境への導入が容易になる(図1)。

 省電力設計で、数年単位で電池交換が不要である(電池の寿命は撮影頻度によって変わる)。防塵防水機能を備えており、屋外でも使用できる。遠隔監視によく使う機能に絞り込むことで、価格を抑えた。クラウドの管理画面からカメラの設定や蓄積した画像の閲覧ができる。AIによる画像分析サービスとの連携も可能である(別途契約が必要)。

図1:MMsmartMonitorの利用イメージ(出典:安川情報システム)
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