LegalForceは2018年8月20日、定型的な契約書のレビュー業務をAIを使って効率化するクラウドサービス「LegalForce」を発表、ベータ版を一般に提供開始した。実証実験に参加して実際に利用した法務担当者からのフィードバックを反映した上で、正式版を2019年1月にリリースする。
LegalForceの同名サービスは、定型的な契約書のレビュー業務をAIを使って効率化するクラウドサービスである。契約書のWordファイルをLegalForceにアップロードし、契約書の類型と自社の立場を指定するだけで利用できる。レビュー結果はCSV(カンマ区切り)データとして出力する。
図1:LegalForceの利用画面のイメージ(出典:LegalForce)拡大画像表示
事前に設定したチェックポイントに従って、「競業避止義務条項」や 「違約金条項」といった、契約書に潜むリスクを瞬時に指摘する。さらに、条項の抜け漏れを検出する。
契約書のドラフトを推敲する際に便利な機能として、蓄積した契約書データを活用し、キーワードで条項を検索する機能も提供する。Wordファイルをアップロードすると、自動的に契約書の文書を条単位で分割し、データベースに登録する。これを条単位で検索できる。
LegalForceを提供する背景について同社は、法務部門の役割が高度化する一方で、コンプライアンスの強化などの流れによって、契約書審査の業務量が増加傾向にあることを挙げている。
なお、LegalForceは、2018年4月からクローズドベータ版を一部のユーザーに提供してきた。今回、これをオープンβとして広く公開する形である。クローズドβ版の導入企業の例は、うるる、花王、サントリーホールディングス、双日、電通、富士通、三菱食品などである。
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