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ソリトン、危険なドメインへのアクセスをDNSで防止するクラウドサービス「Soliton DNS Guard」

2019年6月6日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ソリトンシステムズは2019年6月3日、危険なサイトへのアクセスをブロックするクラウドサービス「Soliton DNS Guard」を開発したと発表した。危険なドメインに対してDNS(Domain Name System)の名前解決を行わないことで、危険なドメインへのアクセスを防止する。同年6月10日から販売し、6月17日から提供する。

 ソリトンシステムズのSoliton DNS Guardは、危険なWebサイトなどへのアクセスをDNSでブロックするクラウドサービスである(図1)。URLなどに記された危険なドメインの名前解決(ホスト名からIPアドレスを調べる)を行わないという手法によって、危険なドメインへのアクセスを防止する。名前解決のためのDNSサーバーに相当する機能を、クラウドサービスの形で提供する。名前解決を行うPC(Windows 7/8.1/10)に、専用のエージェントソフトをインストールして使う。

図1:Soliton DNS Guardの概要(出典:ソリトンシステムズ)図1:Soliton DNS Guardの概要(出典:ソリトンシステムズ)
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 専用のエージェントソフトは、PC上で名前解決が必要になると、これを検知して、Soliton DNS Guardに対してDNS over HTTPで問い合わせる。Soliton DNS Guardは、問い合わせがあったドメインが危険かどうかをデータベースで調べる。危険ではない場合は、外部DNSサーバーと連携して名前を解決し、ドメインのIPアドレスをPCに返す。危険だった場合は、名前を解決しない。この場合、エージェントソフト側では、脅威ドメインと判定したためにブロックしたことを示すメッセージを表示する。

  PC側のDNSサーバー設定(DNS over HTTPのサーバー設定を含む)を変更することなく利用できる。エージェントソフトをインストールすると、OSやWebブラウザでDNSサーバーを指定していたとしても、エージェントソフトのDNSサーバー設定が優先される形になる。社内サーバーの名前解決をするための社内DNSサーバーがある場合は、これをエージェントソフトに登録しておくことで、社内サーバーの名前解もできる。

 エージェントソフトの稼働OSは、Windows 7/8.1/10。今後、iOS、macOS、Android向けにもエージェントソフトを提供する。さらに、エージェントソフトを導入できない環境などに向けて、DNS/DHCPサーバー専用機「NetAttest D3」からSoliton DNS Guardを利用できるようにする予定。

 価格(税別)は、1ユーザー(4台)あたり月額100~180円。最低購入ユーザー数は10で、単価は10~99ユーザー時が月額180円、100~490ユーザー時が月額150円、500~990ユーザー時が月額110円、1000~4990ユーザー時が月額100円。5000ユーザー以上は要問い合わせ。初期費用は5万円で、最低契約期間は3カ月。

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