アステリアは2019年6月25日、「ASTERIA Warp」と「ASTERIA Warp Core」の新版(バージョン名は「1906」)を発表、同日販売を開始した。新版では、これまでオプションとして提供してきたExcelアダプタを標準で搭載した。価格(税別)は、ASTERIA Warpが480万円から、ASTERIA Warp Coreが月額3万円から。
アステリアのASTERIA Warpは、異なるシステム同士をノンコーディング/ノンプログラミングでデータ連携させられるEAI(アプリケーション統合)ソフトウェアである(関連記事:アステリア、データ連携ソフト「ASTERIA Warp」に新版、Excel可変表やPDF印刷などを追加)。
各種のアダプタを介して業務アプリケーションやデータベースなどに接続し、これらのデータをルールに基づいて変換し、外部システムに引き渡すことができる。ジョブフローを定義/実行するバッチスケジューラ機能も備えており、外部プログラムの起動といった条件に合わせて駆動できる。
ASTERIA WARP Coreは、中小企業向けに機能を絞ったエディションに相当する。通常版のASTERIA Warpとの違いの1つは、ソフトウェアライセンスの初期導入費用を抑えたい中小企業に合わせて、サブスクリプション(購読)型の課金体系を採用したことである。月額制で利用できる。
半年ごとにバージョンアップをしている。今回、最新版となる「バージョン1906」(2019年6月版)を発表した(図1)。新版では、オプション機能の売上の約6割を占めているExcelアダプターの出力機能を標準で搭載した。このアダプタを使うと、Excelの入出力や、フォントやセルの色など書式情報の設定を、ASTERIA WarpのGUIからノンコーディングで行える。
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