TISは2019年7月16日、インターネットから社内のWindows PCをリモート操作できるようにするSaaS型サービス「RemoteWorks」を強化したと発表した。新たに、テレワークに必要な労務管理の機能として、接続時間を管理する機能を追加した。また、Webブラウザから操作できる新ラインアップ「RemoteWorks Browse」を追加した。
RemoteWorksは、社外のPCから社内のWindows PCを遠隔操作するためのゲートウェイサービスである。SaaS型のクラウドサービスとして提供する。社外の端末からWindows標準のリモートデスクトップ機能(RDP)を使って社内のWindows PCを操作できるようになる。
操作対象のWindows PC側では、専用のエージェントソフトを動作させる。エージェントがゲートウェイサービスにコネクションを張り、リモートデスクトップ接続のためのトンネルを開設する。一方、操作端末側にも、USBメモリーやDVD、ソフトウェアなどを用意している。
新版では、テレワーク導入を検討する企業の課題を解決する新機能を追加した。
まず、動作形態(サービスのラインアップ)を拡充した。Webブラウザが動作する任意のPC(WindowsまたはMac)から社内のWindows PCを操作できるように、Webブラウザ版のサービス「RemoteWorks Browse」を追加した(図1)。
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RemoteWorks Browseでは、USBメモリーやDVD、ソフトウェアのインストールなどが不要で、Webブラウザが動作する任意のPC(WindowsまたはMac)からアクセスできる。認証には、スマートフォンなどを利用したOTP(ワンタイムパスワード)も利用できる。
新版ではさらに、接続時間を管理する機能を追加した。エンドユーザーの勤務時間を管理できるほか、利用可能な時間の設定によって働き過ぎを防止できる。管理者は、利用可能な曜日や接続可能時間帯を設定できる。エンドユーザーは、自身の接続時間を確認できる。
1ユーザーあたりの価格(税別)は、USBメモリー版やDVD版、ソフトウェア版などが、年額9900円。モバイル版が年額7200円。新ラインアップのWebブラウザ版が年額1万2000円。いずれも、接続先のWindows PCの台数に制限はない。
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