セキュリティに関する世界最大のイベントの1つが「Black Hat USA」。今年も8月初旬に米国ラスベガスで開催された。さまざまな話題があったが、今回は「バグバウンティ(Bug Bounty)」と呼ばれる脆弱性報償金制度を取り上げたい。Black Hat USA 2019で、米マイクロソフトは、Microsoft Azureの脆弱性を発見するために最大30万ドル、アップルは従来20万ドルだったのを最大100万ドルの報奨金を出すと発表している。このように、セキュリティ上の問題を発見するためにもっと日本でも実践したほうがよいと考えるからだ。セキュリティ人材育成・発掘利点もある。
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