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PostgreSQLをGUI操作する「SI Object Browser for Postgres 19」、ストアドプロシージャのデバッグが可能に

2019年9月5日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

システムインテグレータは2019年9月5日、PostgreSQLのデータベース操作をGUIで実行するデータベース操作/開発支援ツールの新版「SI Object Browser for Postgres 19」を発表した。新版では、PostgreSQLの商用版で米EnterpriseDBが販売している「EDB Postgres 11」に対応した。アシストが同日付で販売を開始した。

 システムインテグレータの「SI Object Browser」は、RDBMS(リレーショナルデータベース管理システム)をGUIで操作/管理するデータベース操作/開発支援ツールである(関連記事GUIでPostgreSQLを操作する「SI Object Browser for Postgres」に新版)。

 RDBMSに接続して、テーブルなどの各種オブジェクトを作成/編集したり、ストアドプロシージャを作成したり、SQLを実行したりできる。RDBMSが標準で備えるツールよりも機能が高く、テストデータの生成機能やテーブル定義書などの各種ドキュメントの出力機能なども備える。

 SI Object Browserには、各種RDBMSに対応した製品がある。Oracle Database、SQL Server、DB2、HiRDB、Symfoware、PostgreSQLを操作できる。このうち、PostgreSQLを操作できる「SI Object Browser for Postgres」については、アシストが販売している。今回、PostgreSQL版をバージョンアップし、2019年版をリリースした(バージョン番号は西暦下2桁の19)。

 PostgreSQL版の新版では、EDB Postgresの最新版にあたるEDB Postgres 11に対応した。EDB Postgresは、PostgreSQLをエンジンに採用しつつ、企業向けの機能群を追加した上位の商用エディションに相当するRDBMSである。データベース管理ツールや性能診断ツールなどのツール群や、サポートサービスで構成する。

 新版ではさらに、ストアドプロシージャのデバッグ機能を搭載した(画面1)。IDE(統合開発環境)のようなステップ実行や、ブレークポイントの設定、変数情報の確認などが可能になった。ストアドプロシージャの開発に加えて、より細かなデバッグ操作もできるようになった。

PostgreSQLをGUIで操作できる「SI Object Browser」に新版、ストアドプロシージャのデバッグが可能にPostgreSQLをGUIで操作できる「SI Object Browser」に新版、ストアドプロシージャのデバッグが可能に
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 価格(税別)は、クライアントライセンス×1ユーザーの場合、ダウンロード版が4万3000円、保守費用が2年間で1万8600円。クライアントライセンス×10ユーザーの場合、ダウンロード版が16万3000円、保守費用が2年間で6万6600円。クライアントライセンス×100ユーザーの場合、ダウンロード版が68万1000円、保守費用が2年間で27万3800円など。

 なお、アシスト提供のEDB PostgresサブスクリプションとPostgreSQLのプロダクトサポートサービスを契約しているユーザーに対しては、契約数に応じてSI Object Browser for Postgresのクライアントライセンスを無料で提供する。例えば、PostgreSQLサーバーの製品サポート契約につきクライアントライセンス×1を無料で提供する。

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PostgreSQL / ストアドプロシージャ / システムインテグレータ / アシスト / RDBMS / SI Object Browser

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