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NTT Com、茨木市に大阪第7データセンターを開設、2019年12月1日からサービス提供

2019年11月28日(木)IT Leaders編集部

NTTコミュニケーションズは2019年11月27日、大阪第7データセンター(大阪第7DC)の開設を発表した。2019年12月1日から提供する。大阪市内をはじめ京阪神エリアからアクセスしやすい大阪府茨木市に立地している。サーバールーム面積は、約3800平方メートルである。将来的に約9500平方メートル、4200ラック相当に拡張する予定。

 大阪第7データセンター(大阪第7DC)は、NTTコミュニケーションズが大阪府茨木市に設置したデータセンターである(図1)。大阪市内から公共交通機関で30分以内、京都・神戸市内からも約1時間でアクセス可能としている。ISPやデータセンター事業者のネットワークの相互接続点であるIX(インターネットエクスチェンジ)がある大阪市内の堂島エリアにダイレクトに接続できる環境にあり、大企業や大手クラウドサービス事業者向けにサービスを提供することも可能としている。

図1:大阪第7データセンターの外観イメージ(出典:NTTコミュニケーションズ)図1:大阪第7データセンターの外観イメージ(出典:NTTコミュニケーションズ)
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 NTT Comのデータセンターサービスブランド「Nexcenter」が定めるグローバル統一の設備・運用基準に準拠する。電力・空調・通信設備の冗長化を図り、各種のセキュリティ機能を備える。また、NTT Comのネットワークインフラ基盤に直結することで、大容量で品質・信頼性に優れたネットワークサービスを提供する。

 大阪のNTT Comのデータセンター間をつなげる大容量・高速ネットワークリング「Nexcenter Connect Metro」によって、次世代インターコネクトサービス「Flexible InterConnect」を活用することもできる。これにより、大阪第7DCと、ユーザーの拠点やクラウドサービス、IX、ISP事業者などを安全に接続できる。

 免震構造を採用した。阪神淡路大震災、東日本大震災クラスの巨大地震でも、建物やユーザーの機器への衝撃を抑え、安全な運用継続を図れるとしている。また、大雨や近隣河川の氾濫時でも浸水が少ないエリアに立地しているため、水害のリスクが低い。電力は近隣の変電所から直接2ルートで引き込んでおり、安定した供給を確保している。

 キャンパス型のデータセンターであり、ユーザーが要望する仕様に対して、建物やフロア単位で柔軟にカスタマイズ対応ができる。モジュール設計の建物のため、サービス提供の工期短縮やコスト低減を図れる。

 サーバールーム内の空調には、冷却効率に優れる壁面吹き出し方式を採用しており、サーバー機器を高密度にラック内へ搭載できる。これにより、ラック数を削減してコスト効率性を高められる。GPUサーバーなど20kW以上電力消費する超高発熱サーバーにも対応可能だ。さらに、約20%の消費電力を削減可能な「HVDC(高電圧直流給電)システム」など、最新技術の導入を予定している。

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