リスクマネジメント リスクマネジメント記事一覧へ

[内田勝也の日々是セキュリティ]

三菱電機の事案から、サイバー攻撃被害企業が行う「情報公開」の意義、あり方を考える:第6回

2020年2月4日(火)内田 勝也(情報セキュリティ大学院大学 名誉教授)

三菱電機とNEC。サイバーセキュリティサービスも提供する大手電機メーカー2社が、サイバー攻撃/不正アクセス被害を受けていたことを相次いで公表した。三菱電機は2019年6月にサイバー攻撃を受けたことを把握、一部の顧客情報・機密情報データの流出が確認された。NECは、3年前の2017年6月に攻撃を把握、こちらはデータ流出はなかったとしている。いずれも公表までに長い期間を要している。にもかかわらず、両社とも一般への公表はプレスリリースのみで、会見は開いていない。今回は、データ流出の実害が明らかになった三菱電機の対応を例に、サイバー攻撃被害の情報公開について、筆者なりの考えを述べさせていただく。

この記事の続きをお読みいただくには、
会員登録(無料)が必要です
  • 1
  • 2
バックナンバー
内田勝也の日々是セキュリティ一覧へ
関連キーワード

三菱電機 / NEC / サイバー攻撃 / ログ管理 / 個人情報 / 情報漏洩 / WORM

関連記事

トピックス

[Sponsored]

三菱電機の事案から、サイバー攻撃被害企業が行う「情報公開」の意義、あり方を考える:第6回 [ 2/2 ] 三菱電機とNEC。サイバーセキュリティサービスも提供する大手電機メーカー2社が、サイバー攻撃/不正アクセス被害を受けていたことを相次いで公表した。三菱電機は2019年6月にサイバー攻撃を受けたことを把握、一部の顧客情報・機密情報データの流出が確認された。NECは、3年前の2017年6月に攻撃を把握、こちらはデータ流出はなかったとしている。いずれも公表までに長い期間を要している。にもかかわらず、両社とも一般への公表はプレスリリースのみで、会見は開いていない。今回は、データ流出の実害が明らかになった三菱電機の対応を例に、サイバー攻撃被害の情報公開について、筆者なりの考えを述べさせていただく。

PAGE TOP