トレンドマイクロは2020年3月24日、クラウド環境をセキュリティ上の脅威から守るソフトウェア製品群「Trend Micro Cloud One」を発表した。管理サーバー機能もクラウド型で提供する。2020年6月1日から順次提供する。ホスト型ファイアウォール製品「Trend Micro Cloud One - Workload Security」の参考標準価格(税別)は、監視対象となるサーバーあたり年額25万円。
トレンドマイクロの「Trend Micro Cloud One」は、クラウド環境をセキュリティ上の脅威から守るソフトウェア製品群である(図1)。保護対象に応じて、仮想サーバー、ネットワーク、コンテナ、クラウドストレージ、サーバーレス環境、を対象にした5つのサービスを提供する。さらに、クラウド環境の設定の不備を可視化するサービスを提供する(表1)。
図1:「Trend Micro Cloud One」を構成する各サービスのシステム構成と役割(出典:トレンドマイクロ)拡大画像表示
| 名称 | 管理対象 | 提供開始時期 |
|---|---|---|
| Trend Micro Cloud One - Workload Security | サーバー | 2020年6月1日 |
| Trend Micro Cloud One - Network Security | ネットワーク | 2020年第3四半期(7月~9月) |
| Trend Micro Cloud One - Application Security | アプリケーション(サーバーレス環境向け) | 2020年第3四半期(7月~9月) |
| Trend Micro Cloud One - Container Security | コンテナ | 2020年第4四半期(10月~12月)以降 |
| Trend Micro Cloud One - File Storage Security | ストレージ | 2020年第4四半期(10月~12月)以降 |
| Trend Micro Cloud One - Conformity | 設定の不備を検知 | 2021年第1四半期(1月~3月)以降 |
サーバーを保護するホスト型ファイアウォール製品「Trend Micro Cloud One - Workload Security」を2020年6月1日から販売する。既存サービス「Trend Micro Deep Security as a Service」の後継サービスである。
Webアプリケーションサーバーなどに利用するクラウド型の仮想マシン(Amazon EC2、Azure Virtual Machines、Google Compute Engineなど)にエージェントソフトウェアをインストールして管理する。
機能として、不正プログラム対策、Webレピュテーション、IPS/IDS(侵入防御)、アプリケーション制御、ファイアウォール、変更監視、セキュリティログ監視などを提供する。
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