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JBS、リモートワークに必要なモバイルデバイス管理環境を最短10日で構築するサービス

2020年4月23日(木)IT Leaders編集部

日本ビジネスシステムズ(JBS)は2020年4月22日、日本マイクロソフトが提供する「Microsoft Intune」の導入を短期間でスムーズに行うためのサービス「スマートスタート for Microsoft Intune」を提供開始した。リモートワークに求められるモバイルデバイス管理(MDM)を最短10日で構築する。

 Microsoft Intuneは、MDMとモバイルアプリケーション管理(MAM)の両方を行えるクラウドベースの統合エンドポイント管理サービスである。ワークプレイスの管理を簡略化する「Enterprise Mobility + Security(EMS)」に含まれる。「Microsoft 365」サブスクリプションに標準で添付されている。

 OutlookやWord、Excelといった「Microsoft Office」アプリケーションからのデータコピーをモバイルデバイス上で制限でき、セキュリティを確保しながら従業員の生産性を確保することが可能になる。

 今回日本ビジネスシステムズが提供を開始する「スマートスタート for Microsoft Intune」は、Microsoft Intuneを最短10日で導入するサービスである。

 JBSが50社以上の企業にMicrosoft Intuneを導入した経験から、企業の導入パターンは3つに集約されるという。この3つのパターンに沿って導入することで、要件定義や検討にかかる時間を削減する(図1)。これにより、ユーザー企業からヒアリングシートを受領してから最短10営業日でMicrosoft Intuneを導入できる。

図1:企業がMicrosoft Intuneを導入する際の、3つの典型的な導入パターン(出典:日本ビジネスシステムズ)図1:企業がMicrosoft Intuneを導入する際の、3つの典型的な導入パターン(出典:日本ビジネスシステムズ)
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 3つのパターンは、以下の通り。

  • セキュア:利用タイプは「業務利用特化」で、企業が貸与したデバイスを完全に制御し、アプリケーションのインストールやレイアウトの変更なども一切許可しない。主に金融系企業などに適している
  • バランス重視:デバイスを監視対象としてセキュリティレベルを向上させるが、ユーザーによるアプリケーションインストールやレイアウト変更は許可する。主に自動車企業や広告代理店などに適している
  • フレキシブル:利用タイプは「個人デバイス」で、企業データの漏洩を防ぎ、ユーザーによるアプリケーションインストールやレイアウト変更は許可する。BYODを許可している企業に適している

 同サービスを契約した企業には、運用内容をまとめたJBS独自の「運用マニュアル」を提供する。今後、JBSによる運用サポートサービスも提供する予定である。

 JBSは今後、iOSとOffice 365のデータ保護以外にも、EMSを中心として、日本マイクロソフトが提供するクラウド基盤「Microsoft Azure」の機能である「Azure Active Directory」や、Windows 10/Androidなどについても、順次サービス対象を拡大していく予定だとしている。

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