オデッセイは2020年4月28日、人事クラウドサービス「SAP SuccessFactors」の導入支援コンサルティングサービスをテレワーク型で提供する「テレワーク版Ulysses」を開始した。既存のコンサルティングサービス「Ulysses」をテレワークで提供できるようにしたメニューである。
オデッセイは、人事クラウドサービス「SAP SuccessFactors」の導入支援コンサルティングサービス「Ulysses(ユリシーズ)」を提供している。今回、Ulyssesの内容をテレワークを介して提供できるように再整備した「テレワーク版Ulysses」を新たに用意した(図1)。
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元々のUlyssesは対面型のサービスだが、テレワーク版Ulyssesでは、Web会議システムやファイル共有サービスなどを活用し、テレワークでコンサルティングサービスを提供する。従来の対面型導入コンサルティングサービスで進めてきた各種サービスのすべてを、テレワーク環境下で提供できるとしている。
SAP SuccessFactorsの導入を検討しつつも、自社がテレワーク中のために導入を諦めざるを得ない、と考えているユーザーを支援する。現在9社の企業が同サービスを活用し、テレワーク環境で導入中である。2020年5月上旬から順次稼働を始める予定である。
サービスのベースとなるUlyssesは、日本企業における就業規則を汎用化・標準化した上で、TOBE(あるべき)業務プロセスに基づくパラメータ設定や、導入時に必要となる入力項目、マスターコードや追加開発機能などをプリセットした導入テンプレートである。導入テンプレートを利用することで、顧客ごとの個別要件の確認も効率的に進められる。
4タイプのメニューを用意した。
(1)「人事管理+目標管理」は、テンプレート「Ulysses/PM-QS」を用いる。期間は4週間、初期費用240万円で導入できる。
(2)「人事管理+後継者計画/キャリア開発」は、テンプレート「Ulysses/SCDP-QS」を用いる。期間は4週間、初期費用240万円で導入できる。
(3)「採用管理+デジタル面接プラットフォーム「HireVue」」は、テンプレート「Ulysses/RM with Digital Interview」を用いる。期間は6週間、初期費用480万円で導入できる。
(4)「人事管理+給与管理」は、テンプレート「Ulysses/ECPAY-Standard」を用いる。期間は7カ月、費用は4000万円からで導入できる。
いずれも、テンプレート運用時のサブスクリプション費用が別途必要になる。サブスクリプション費用は、個別見積もり。