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ウイングアーク1st、BIダッシュボード新版「MotionBoard Ver.6.1」、3Dマップで空間を可視化

2020年6月2日(火)IT Leaders編集部

ウイングアーク1stは2020年6月1日、BI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボードの新版「MotionBoard Ver.6.1」を発表した。同日提供を開始した。パッケージ版とクラウド版があり、利用形態に合わせて選択できる。価格(税別)は、パッケージ版が230万円(10ユーザー、初年度の年間保守料金を含む)から、クラウド版が月額3万円(10ユーザー)から。

 MotionBoardは、BIダッシュボードである。DWH上のデータを分析できるだけでなく、IoTデータをWeb APIやMQTTでリアルタイムに収集して可視化できる。位置情報を活用しやすいように、地図機能も備える。地図上にデータをマッピング表示するといった使い方ができる。

画面1:「MotionBoard Ver.6.1」の3Dマップで空間を可視化した画面(出典:ウイングアーク1st)画面1:「MotionBoard Ver.6.1」の3Dマップで空間を可視化した画面(出典:ウイングアーク1st)
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 新版では、3Dマップを用いて空間を可視化できるようにした(画面1)。例えば、工場内で異常値が発生した場合に、立体映像としてアラートを表示できる。現地点からの遠近感覚を捉えやすく、空間の整合性を保った状態で視覚的に把握できる。倉庫の場合、「どの場所のどの棚で」というように、奥行き感や特定エリアを認識しやすくする。

 新版では、データ入力機能を拡充し、運用面での強化を図った。自署サインでの登録(タブレットからアンケート情報などの記入)、データのアップロード(CSV・Excelファイル、画像)、入力データのバリデーション強化(数値・文字数など)、明細型入力時の補助機能(カレンダー、チェックボックス、ステッパー)、などを追加した。

 他システムとの連携も強化した。MotionBoard上でアラートが発生した際に、LINEチャットに通知できるようにした。ウイングアーク1stの「DEJIREN」とも連携できるようにした。スマートフォンのチャット画面を使い、ユーザーが欲しいタイミングで、分析結果やレポートなどの情報を手に入れられるようになった。

 新版では、チャート表現も拡充した。ワードクラウド表現やサンキーダイアグラムを追加し、チャート表現の拡充を図った。

 メンテナンス性も高めた。ダッシュボード作成時の設計情報の視認性を高めた。登録済みのデータソースや変数などの可視化も改善した。

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