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NRIセキュア、サーバーアクセス制御「SecureCube/Access Check 5.2.0」をリリース、特権ID操作を動画で記録
2020年7月29日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)
NRIセキュアテクノロジーズは2018年10月28日、業務サーバーへのネットワークアクセスを制御し、通信ログを記録するセキュリティソフトウェア「SecureCube/Access Check」の新バージョン(5.2.0)を発表した。同日付で販売を開始した。新版では、特権ID操作を動画で記録できるようにした。価格(税別)は、初期導入費用が350万円から。
NRIセキュアテクノロジーズの「SecureCube/Access Check」は、業務サーバーへのネットワークアクセスを中継するプロキシ(代理アクセス)サーバーソフトウェアである(関連記事:NRIセキュア、業務サーバーへのアクセス制御ソフトに新版、特権ID管理を強化)。
セキュリティ機能として、IPアドレス(送信元/あて先)やユーザーID/パスワードによるアクセス制御や、通信ログの記録ができる。特権ID操作の記録や機密情報の漏洩防止など、内部統制の用途に適する。
今回の新版では、特権ID操作の内容を、動画として記録できるようにした(図1)。従来は、Windowsへのリモートデスクトップ接続に限って動画を記録できていたが、新版ではWindowsへのリモートデスクトップ接続を踏み台とすることで、すべての特権ID操作について動画で記録できるようにした。
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新版ではまた、「ID情報収集ツール」を追加した。管理対象システムについて、ローカルまたはドメインのアカウント情報(ユーザーID、最終ログイン日時、最終パスワード変更日時)をすべて収集し、結果を一覧で取得できる。システム管理者は、これらの情報をもとに、使われていないアカウントを洗い出せる。不正に作られたアカウントや、パスワードの変更漏れの有無も確認できる。
新版ではさらに、特権IDのパスワード管理機能を強化した。これまでは、特権パスワードの管理機能(自動パスワード変更、利用者へのパスワード秘匿)を利用している場合、自動ログイン機能が使えないシステムへのログインにあたっては、システム管理者から利用者へのパスワードの受け渡しが必要だった。新版では、本製品のワークフロー(申請・承認)機能を利用することによって、申請が承認されたのちに申請画面上にパスワードを表示させられるようにした。