NTTPCコミュニケーションズは2020年11月26日、Windowsリモートデスクトップ環境をクラウドサービスの形で提供するサービス「Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SAL」を発表した。価格(税別)は1ユーザー月額550円で、別途契約が必要な仮想サーバー(最小構成で月額上限750円)と合わせて、トータル月額1300円でWindowsのリモートデスクトップ環境を利用できる。
NTTPCコミュニケーションズの「Windows Server リモートデスクトップ(RDS)SAL」は、Windowsのリモートデスクトップ環境をクラウドサービスの形で提供するサービスである。Windows用の仮想サーバーを提供するサービス「WebARENA Indigo Windowsタイプ」と組み合わせて使う。これにより、クラウド上のWindowsデスクトップにリモートアクセスして利用できるようになる。
Windows OSは、Windows Server 2019 DataCenter Editionである。Windows Serverをターミナルサービス型で共有しつつ、それぞれ独立したデスクトップPCのように使えるRDS(リモートデスクトップサービス)の仕組みを使う。RDSのライセンスの種類として、RDS CAL(クライアントアクセスライセンス)ではなくRDS SAL(サブスクライバーアクセスライセンス)を使う。
同社は、サービスの特徴として価格の安さをうたっている。RDS SALのライセンス費用は月額550円から。別途契約が必要になる仮想サーバーの費用は、最小構成のスペックの場合、1時間あたり1.25円で、月額上限750円である。これらを合わせ、最小構成では月額1300円でWindowsのリモートデスクトップを利用できる。
仮想サーバー(WebARENA Indigo Windowsタイプ)のスペックと価格は表1のとおり。
メモリー | vCPU | SSD容量 | 従量料金(税別) | 月額上限料金(税別) |
---|---|---|---|---|
1GB | 2vCPU | 50GB | 1.25円/時間 | 750円 |
2GB | 3vCPU | 100GB | 2.5円/時間 | 1500円 |
4GB | 4vCPU | 200GB | 5円/時間 | 2900円 |
8GB | 6vCPU | 400GB | 10円/時間 | 5900円 |
16GB | 8vCPU | 800GB | 20円/時間 | 1万2000円 |
32GB | 10vCPU | 1600GB | 40円/時間 | 2万4000円 |