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KDDI、拠点接続サービスのオプションでインターネットブレイクアウトを提供

まずはMicrosoft 365とWindows Updateが対象

2020年12月24日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

KDDIは2020年12月24日、拠点とデータセンターを閉域接続するサービス「KDDI Wide Area Virtual Switch」(KDDI WVS)および「KDDI Wide Area Virtual Switch 2」(KDDI WVS 2)において、オプションでインターネットブレイクアウト機能を追加した。まずは「Microsoft 365」と「Windows Update」への通信をインターネットにブレイクアウトする。オプション料金(税別)は、回線費用が月額5000円。工事費は、アダプタ交換を伴う場合は2万5500円、リモート設定が可能な場合は3000円。

 KDDI Wide Area Virtual Switch(KDDI WVS)とKDDI Wide Area Virtual Switch 2(KDDI WVS 2)は、拠点同士やデータセンターを仮想スイッチのように閉域接続するネットワークサービスである。

 アクセス回線に応じて、Ethernet接続方式(電力系通信事業者の広域Ethernet専用線などを使用)や、ブロードバンドアクセス方式(NTT東西のフレッツサービス群を使用)を用意している。ブロードバンドアクセス方式の場合も、L3に加えてL2接続ができる。

 今回、ブロードバンドアクセス方式のメニュー「withF+」および「プランF」において、インターネットブレイクアウト機能の「インターネットブレイクアウト」をオプションで用意した(図1)。

図1:オプション機能「インターネットブレイクアウト」のイメージ(出典:KDDI)図1:オプション機能「インターネットブレイクアウト」のイメージ(出典:KDDI)
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 インターネットブレイクアウトは、拠点から特定のSaaSアプリケーションへのアクセスについて、データセンターへの通信を介さずに、拠点から直接インターネットにアクセスできるようにする機能である。

 今回まずは、マイクロソフトの「Microsoft 365」と「Windows Update」への通信について、拠点からインターネットに直接アクセスできるようにした。拠点からこれらSaaSへのアクセスがデータセンターを介さずに済むため、社内ネットワークへの負荷を軽減できる。今後、ブレイクアウト対象のSaaSアプリケーションを拡充する予定である。

 オプションの導入にあたって、新たなインターネット回線を敷設する必要はない。拠点に宅内設置アダプタを設置済みの場合、申し込み後の設定変更だけでオプションを利用できる。L2モード/L3モードに関わらず、ルーターを使わずに利用できる。

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