任天堂がゲーム機「Nintendo Switch」のオンラインサービス「Nintendo Switch Online」の運営基盤としてAWS(Amazon Web Services)を採用した。アマゾン ウェブ サービス ジャパンが2020年12月25日に発表した。
任天堂の「Nintendo Switch Online」(画面1)は、同社が2018年9月に開始した有料サービスで、世界で2600万ユーザーを超える会員(2020年9月16日発表)が利用している。
今回、同サービスの運営基盤にAWSを採用し、Nintendo Switchユーザー向けにゲームソフトのオンラインプレイ、セーブデータ保管、スマートフォン向けアプリなどの機能を提供する。パブリッククラウドの特性を生かして、ゲームプレイのデマンドの拡大に応じて容易にスケールさせることができ、伸び続ける会員数/サービス規模の増大に対して柔軟に対応できるようになるとしている。
任天堂がゲームの運営基盤にAWSを採用したのは2011年で、以降、ニンテンドー3DSやWii Uのオンラインサービス機能の基盤に用いてきた経緯がある。Nintendo Switchにおいても、ユーザーへのプッシュ通知や、ダウンロードサービスのニンテンドーeショップなど、さまざまな機能でAWSを活用してきた。
任天堂はAWSのサービス群を用いてサーバーレスコンピューティング環境を構築している。MySQL対応のクラウドRDBMS「Amazon Aurora」、コンピューティングエンジン「AWS Fargate」、フルマネージド型コンテナオーケストレーションサービス「Amazon Elastic Container Service(ECS)」などを利用する。
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