マクニカとALBERTは2021年2月10日、画像のキャプション(絵解き)を自動で生成するAIライブラリを提供開始した。画像とテキストデータを学習し、画像に適したキャプションを自動生成する。このライブラリを組み込むことで、画像にキャプションを付けるアプリケーションを迅速に開発できる。
マクニカとALBERTは、画像のキャプション(絵解き)を自動で生成するAIライブラリの提供を開始した。画像とテキストデータを学習し、画像に適したキャプションを自動生成する。このライブラリを組み込むことで、画像にキャプションを付けるアプリケーションを迅速に開発できる。
ユースケースの1つは、保険業界のレポート作成である。テレマティクス保険やリスクアセスメントにおけるレポート作成では、収集した動画データを目視で確認して手動でレポートを作成することも珍しくない。この作業には人手がかかり、個人の作業に依存してしまう課題がある。
キャプション自動生成ライブラリを活用することによって、動画データのインプットから状況のテキスト化までを自動化できる。これにより、レポートの作成に要する時間を短縮できる。画像キャプションの生成例は、図1の通りである。自動車事故の写真画像から、自動車事故の状況を判断してテキスト化している。
図1:自動車事故の写真画像から、自動車事故の状況を判断してテキスト化している(出典:マクニカ、ALBERT)拡大画像表示
なお、マクニカは、AIの導入から運用までの各フェーズをモジュール化したサービス「Re:Alize.macnica.ai」を2020年9月から提供している(関連記事:マクニカ、AI導入フェーズごとに期間と費用を明確化したSIサービス「Re:Alize」を開始)。AIの導入から運用までの各フェーズをモジュール化している。AIの実装に不可欠なライブラリもライセンス化している。
今回、提供できるAIライブラリの種類を増やした形である。画像認識や音声認識などを複合的に処理・判断する「マルチモーダルAI」の最初の取り組みとして、マクニカとALBERTが共同で開発したキャプション自動生成ライブラリを追加した形である。キャプション自動生成ライブラリを含む、これまでに提供してきたAIライブラリは以下の通りである。
- 文字認識
- 異常検知
- 画像分類
- 故障予測
- 最適化
- 視線推定
- 自動判定
- 需要予測
- 多変量解析
- 物体検知
- 歩留まり改善
- 未来予測
- 説明性(XAI)
- 品質保証(QAI)
- キャプション自動生成
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