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日立システムズ、監視カメラ映像を公衆網で安全に伝送・管理する「セキュア映像通信サービス」

2021年2月19日(金)IT Leaders編集部

日立システムズは2021年2月18日、監視カメラ映像をインターネットなどの公衆網で安全に伝送・管理するためのサービス「セキュア映像通信サービス」を発表した。公衆網やクラウドを利用してコストを抑えつつ、暗号技術によって映像を安全に伝送する。2025年度末までに累計25億円の売上を目指す。

 セキュア映像通信サービスは、監視カメラ映像をインターネットなどの公衆網で安全に伝送・管理できるサービスである(図1)。4Kや8Kなどの高精細なカメラで撮影した映像を、AES256で暗号化して伝送する仕組み。専用回線や閉域網を使用することなく、公衆網とクラウドで安全にデータを伝送できる。高精細な映像でも、暗号化処理の遅延が少ないとしている。

図1:セキュア映像通信サービスのイメージ図(出典:日立システムズ)図1:セキュア映像通信サービスのイメージ図(出典:日立システムズ)

 ワンストップサービスとして、(1)特殊な暗号化処理を行うためのプログラムを搭載した監視カメラなどのエッジデバイス、(2)デバイスで撮影した映像を暗号化し、5G、ローカル5G、Wi-Fi6、sXGPなどを通じてリアルタイムに伝送するシステム、(3)暗号化した映像の復号と保管・検索・閲覧が可能な映像管理システム、――などをセットで提供する。

 主な活用シーンとして、公共・自治体向けに道路・空港・鉄道・港湾などの防犯カメラや設備点検、医療向けにドクターヘリや遠隔医療、金融向けにATMや店舗内の防犯カメラなどでの利用を想定している。

 例えば、街中の電柱などに取り付けた監視カメラの映像管理において、映像を記録したカード型の記録媒体を、人手で定期的に回収・交換しているようなケースである。これを同サービスに置き換えることができる。

 救急医療の現場では、ドクターヘリなどで救急搬送中の患者の様子や怪我・病気の症状に関する高精細な映像を、受け入れ先の病院に安全に低遅延で伝送できる。事前に受け入れ準備を整えたり、迅速で適切な診断・処置につなげたりできる。

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