[新製品・サービス]

日立ソリューションズ・クリエイト、刻印認識と顔認識に特化した画像認識AIサービスを開始

2021年3月3日(水)日川 佳三(IT Leaders編集部)

日立ソリューションズ・クリエイトは2021年3月1日、製品・部品の現物確認や本人確認業務をAIで自動化する製品サービス群「AIプラス 画像認識AIソリューション」のラインアップを拡充した。新たに、特化型AIを採用した2つのサービスを追加した。製品に記載した刻印を画像認識する「刻印認識サービス」と、人の顔を画像認識する「顔認識サービス」である。同日付で販売を開始しており、2021年4月1日に提供を開始する。販売目標は、今後3年間で累計4億円。

 「AIプラス 画像認識AIソリューション」(旧称は「AIプラス 検査・判定ソリューション」)は、製造業に向けて、製品・部品の現物確認や本人確認業務をAIで自動化する製品サービス群である。製造ラインでの不良品判定など、これまでであれば人が目視で確認を行っていた業務をAI判定モデルによって自動化する。

 今回、同製品群のラインアップを拡充した。新たに、刻印の認識に特化したAIモデルを採用した「刻印認識サービス」と、人の顔の認識に特化したAIモデルを採用した「顔認識サービス」の2つのサービスメニューを追加した。認識対象を特化させて学習を済ませたAIモデルを提供することで、短期にシステムを立ち上げられる。

 メニューの1つ、刻印認識サービスは、金属板などに刻んだ文字(英数字・記号)をカメラ付きモバイル端末で撮影すると、認識結果を画面に表示するサービスである。認識結果はファイル出力が可能で、他システムと連携できる(図1)。メニューの1つ、顔認識サービスは、人の顔を識別する。日立ソリューションズ・クリエイトは今後も、ニーズに合わせて特化型のサービスメニューを拡充する予定である。

図1:刻印認識サービスの概要(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)図1:刻印認識サービスの概要(出典:日立ソリューションズ・クリエイト)

 特化型の画像認識サービスの特徴の1つは、少ない画像数で利用できる点である。一般に、AIシステムの導入にあたっては、事前に1対象物につき1000枚程度の画像を準備する必要があり、これがユーザーに大きな負担を強いている。

 今回のサービスでは、刻印認識と顔認識のそれぞれに大量の画像で学習を済ませていることから、最低で1枚の画像さえ準備すれば、利用を開始できる。これにより、ユーザーが画像を準備する負担を最小限に抑えられる。なお、刻印認識サービスに関しては、文字の内容によっては2枚以上の画像が必要になる場合もある。

 事前に学習を済ませたAIモデルを使用することから、事前のPoC(概念検証、実証実験)も省略できるとしている。精度検証、精度向上の期間を大幅に短縮できる。また、検証結果を確認する簡易的な画面や、管理者向けの画面など、必要最低限の機能をセットで提供することから、導入後の姿を早い段階でイメージしやすい。

 なお、刻印認識サービスにおいては、システム導入後、新たに認識させたい対象が発生した場合に、ユーザー自身でAIに再学習をさせる運用もできる。オンプレミスの場合は標準で再学習が可能で、クラウド版の場合はオプションでの対応になる。

 価格(税別)は、以下の通り。刻印認識サービスは、オンプレミス版が、GPU搭載PCを含んで240万円。クラウド版は、利用時間帯が8時間(9:00-17:00)で月額20万円、12時間(8:00-20:00)で月額25万円、24時間で月額30万円。2カ月限定のお試し版は、8時間(9:00-17:00)で月額10万円。再学習オプションは月額5万円。顔認識サービスはオンプレミス版のみの提供で、150万円。

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