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[データマネジメント2021]

現場が必要なデータをすぐに検索できるオンデマンドなデータ分析・活用の仕組みをどう作るか?

検索とAIによるデータ活用の新機軸~クラウド変革の波は次世代アナリティクスへ

2021年3月26日(金)

「データドリブンなビジネス」が叫ばれる中、これまでのように情シス部門に逐一頼んで必要なデータやレポートを用意してもらうのでは、目まぐるしく変化する市場や業務のスピードに追随しきれない。誰でも、必要な時に必要なデータを簡単に分析し、最善の意思決定を行うことができるデータ活用の仕組みが求められている。「データマネジメント2021」のセッションでは、ソートスポット合同会社の赤栗雅史氏が、クラウド時代のデータ分析ツールの必須条件と、それを可能にする次世代のデータ分析プラットフォーム「ThoughtSpot(ソートスポット)」の新機能について紹介した。

ビジネスの現場にデータ活用が追いつかない原因は?

 データ分析を活用したビジネスの必要性が盛んに言われているが、肝心の業務の現場では、なかなかうまくいかないという声が多い。ある調査によれば、世界で12億人のビジネスユーザーに対して、データ専門家や分析担当者はわずか150万人しかいないという。また、データ要求からレポート作成までの平均日数は4.8日。営業日で見れば、レポートの依頼から結果が出るまで1週間だ。ソートスポット合同会社 シニア ソリューション エンジニア 赤栗雅史氏は、この間に状況が変わってしまうと指摘する。

「ビジネスの現場のスピードにデータ活用がまったく追いつかない。かといって、現場の人々が自分でデータを取ってこようにも、技術的なハードルが高すぎます。必要な施策をタイムリーに打てないことで、危機感を抱いている方は少なくありません」(赤栗氏)。

ソートスポット合同会社 シニア ソリューション エンジニア 赤栗雅史氏

 そうしたデータとビジネスの現場のギャップを解決すべくソートスポットが開発したのが、新たなデータ分析プラットフォーム「ThoughtSpot」だ。その最大の特徴は、現場の人々が自分で欲しい情報を簡単に探し出し、必要な形に加工したりチームでシェアして活用できる点にある。

「Google検索のように複数のキーワードを打ち込むだけで、ThoughtSpotと接続されたデータウェアハウスから必要なデータを抽出して最適なグラフを判断して表示します。今までデータをすぐに入手できず、勘と経験で乗り切ってきた課題を、データに裏付けられた“事実”をもとに、誰もが自分で解決していけるようになるのです」(赤栗氏)。

業務の現場の誰もが、必要な時に必要なデータを自分で検索・活用できるようになる


直感的な操作で必要なデータを自由に検索できる

 ThoughtSpotの最大の特徴として、赤栗氏はシンプルで直感的なユーザーインタフェースを挙げる。ユーザーはGoogleの検索バーのような入力スペースに、自分が欲しいデータや知りたい項目を入力するだけだ。従来のBIツールのように、クエリを専門家に書いてもらう必要もない。あとは自動的にThoughtSpotが外部のデータウェアハウスにアクセスして、データ検索を実行してくれる。

「代表的なデータウェアハウスだと、Amazon RedshiftやGoogle BigQuery、Microsoft Azure Synapse Analytics、Snowflakeなどに格納されているデータを直接検索できます。これらのクラウドデータウェアハウスは膨大な量のデータを格納できるし非常に高速なので、今までは不可能だった数十億件単位のデータを検索することも可能になります」(赤栗氏)。

 ThoughtSpotの検索バーの特長の一つに、「キーワードによる直感的な検索」がある。その一つが、日付フィルターによる期間の絞り込みだ。たとえば「去年の売上はどうだったか?」と思ったら「去年」と入力すれば、2020年に対象を絞り込んでくれる。去年が西暦何年だったか確認する作業で、肝心の思考を止める必要がない。同様に「先月」とか「今月」など、思いつくままにキーワードで検索が可能だ。

キーワードによる直感的な検索でデータ検索の対象期間を自在に絞り込める

 簡単に使えるだけではない。ThoughtSpotではAIによる高度なデータ活用のサポート機能が提供されている。その一つ「スポットIQ」は、データのドリルダウンを行う際に、「気になるポイント」をAIが見つけて教えてくれる。

 ドリルダウンの場合、データの専門家なら仮説を自分で立てられるが、現場の人にそれは難しい。スポットIQは、ボタン一つ押せばAIがいろいろなデータを調べて、着目すべきポイントをチェックし、分析結果を教えてくれるというわけだ。

クラウド時代の新サービス「ThoughtSpot One」

 ThoughtSpotは、2020年9月にSaaSとして利用できる「ThoughtSpot Cloud」を、さらに12月には、数々の新機能を搭載した新サービス「ThoughtSpot One」を発表した。これはクラウド時代に最適化された、新しいThoughtSpotだと赤栗氏は強調する。

 中でも注目は、Search Answersという機能だ。過去に他の人たちが作ったダッシュボードやグラフなどのインサイトを、ThoughtSpot Oneの検索バーから自由に検索できる。そのつど自分でゼロから検索しなくても、他の人が作った資産を自分の必要な形に改良して使えるため、データ活用のアジリティが飛躍的に向上する。

クラウド時代のデータ活用に向けた新機能を数多く搭載したThoughtSpot One

 ThoughtSpotが提供するもう一つのアジリティは、「導入の速さ」だ。通常こうしたデータ分析プラットフォームから外部クラウドのデータウェアハウスを利用する場合には、新たにデータ連携や加工処理のジョブを開発する必要がある。ThoughtSpotはそうした作業が一切不要で、必要な時にすぐ使い始められるのが大きな特徴だ。

 その理由は、ThoughtSpot自体はデータベースを持たず、データ検索の際にはThoughtSpotから外部の対応しているデータベースにライブクエリを発行するという独自のアーキテクチャにある。ThoughtSpot自体もSaaSで提供されるため、ユーザーが自前で環境を用意する必要は一切ないという。

超高速のデータ検索を可能にするThoughtSpot独自のアーキテクチャ

ウォルマートの急成長をデータ分析の側面から支援

 2012年の創業以来、ThoughtSpotは世界のさまざまな企業による導入実績を築いている。中でも注目を集めるユースケースの一つが、世界最大のスーパーマーケットチェーンであるウォルマートだ。同社はコロナ禍でもAmazonに負けない成長率を記録しているが、それを支えているのが巨額のデジタル投資だ。その施策の一角を占めているのが、ThoughtSpotによるデータ分析だという。

「ウォルマートでは、膨大な商品を単品単位で、現場のスタッフがみずから分析できる仕組みを求めていました。スピード感をもって商品一つひとつの動向を分析するためにThoughtSpotを導入し、実績に基づく戦略を日々更新していった努力の成果が、こうした驚異的な成長率に表れています」(赤栗氏)。

ウォルマートでは5000名を超えるユーザーがThoughtSpotを活用している

 日本では法人設立からまだ2年だが、すでに京セラなどに導入実績を持っている。

 ソートスポットでは、現在、30日間の無料トライアルを実施中だ。赤栗氏は「どなたでもすぐにお試しになれます。また、会社のポリシーでクラウド環境が使えないといったお客様には、当社がご用意したデータベースやオンプレミスでの運用環境も別途ご提案可能です。ぜひお気軽にご相談ください」と呼びかけ、セッションを締めくくった。


●お問い合わせ先

ソートスポット合同会社
URL: https://www.thoughtspot.com/jp

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