NTTデータ先端技術は2021年3月17日、大規模アジャイルフレームワーク「Scaled Agile Framework」(SAFe)の導入とシステム構築への適用を支援するSIサービスを開始すると発表した。ユーザー企業によるSAFeの導入をアーキテクチャ面から支援する。NTTデータ先端技術は、2024年にSAFe Program Consultant資格者を50人、売上50億円を目指す。
Scaled Agile Framework(SAFe)は、米Scaled Agileが開発・提唱する、大規模なアジャイル開発を成功させるために必要な役割、責任、成果物、アクティビティをまとめた知識体系/フレームワークである(図1)。
50~125人のプロジェクト従事者で構成する小規模なプロジェクトから、数千人を必要とする大規模なプロジェクトまでをカバーする。テキスト、図、動画などを用いて、Webコンテンツの形で公開している(関連記事:アジャイル開発のノウハウをWebで無料公開、Scaled Agileがノウハウ集「SAFe」を説明)。
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SAFeを利用しているSIベンダーの1社がNTTデータである。受託したシステム開発案件や自社サービスの開発案件にSAFeを適用できるように、アジャイル開発を適用するための方法論とツールを社内で整備している(関連記事:NTTデータ、デジタル変革を支援する組織体制を整備、コンサルサービスとアジャイル開発に注力)。
今回、NTTデータ先端技術は、SAFeを導入して活用したいユーザー企業に向けて、SAFeの導入とシステム構築への適用を支援するサービスを開始する。SAFeを利用したスクラム(Scrum)開発を支援するほか、SAFeの導入が成功するようにシステムアーキテクチャ面での支援を実施する。システムアーキテクチャについては、ITの側面だけでなく組織やプロセスも同時に対象とする。
同社が提供するサービスは表1のとおり。
サービス名 | サービスの概要 |
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大規模アジャイル実行支援 |
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大規模アジャイルアーキテクト |
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Scrum開発 |
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SAFe人材育成 |
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