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セイ・テクノロジーズ、サーバー設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」にデスクトップ版

2021年10月14日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

セイ・テクノロジーズは2021年10月14日、サーバー設定仕様書自動生成サービス「SSD-assistance」にデスクトップ版を追加した。セキュリティポリシーの都合でサーバー情報をクラウドにアップロードできない企業に向く。インストール不要で利用できる。製品版(価格は要問い合わせ)、評価版(7日間使用可)、無料版(出力形式はPDF、Windows版のみ)を用意している。

 セイ・テクノロジーズの「SSD-assistance」は、サーバーの設定内容を記載した仕様書を自動生成するツールである。サーバー上で実行する専用コマンドを実行すると、設定内容を調べてデータをファイル(XML形式)に記録する。こうして生成したファイルを基に、サーバー設定仕様書(Excel形式)を生成する(関連記事サーバーの設定仕様書を自動生成する「SSD-assistance」を強化、共有フォルダのアクセス権限の詳細を出力)。

 SSD-assistanceは従来、SaaSの形態に限って提供していた。ユーザーは、設定内容を調べたXMLファイルをクラウドにアップロードすることによって、サーバー設定仕様書をメールで受け取ることができていた。今回、クラウド版に加えて、ローカル環境で動作するデスクトップ版を用意した。設定内容を調べたXMLファイルを基に、サーバー設定仕様書をローカルで生成する。このための設定仕様書生成ツールを提供する。ツールはインストール不要で利用できる(画面1)。

画面1:SSD-assistanceデスクトップ版で提供する設定仕様書生成ツールの画面(出典:セイ・テクノロジーズ)画面1:SSD-assistanceデスクトップ版で提供する設定仕様書生成ツールの画面(出典:セイ・テクノロジーズ)
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 デスクトップ版の意義は、サーバー情報をクラウドなどの外部に転送する必要がないことである(図1)。特に、運用保守事業者がSSD-assistanceを導入する場合、ユーザー企業のセキュリティポリシーの都合でサーバー情報をクラウドにアップロードできないケースがある。こうしたケースでもSSD-assistanceを利用できるようになる。

図1:デスクトップ版は、サーバー情報をクラウドなどの外部に転送することなくサーバー設定仕様書を生成できる(出典:セイ・テクノロジーズ)図1:デスクトップ版は、サーバー情報をクラウドなどの外部に転送することなくサーバー設定仕様書を生成できる(出典:セイ・テクノロジーズ)
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 サーバーの設定仕様書はExcelファイルであり、各種のフォーマットで生成できる。主要なフォーマットとして、可読性が高い標準的なデサイン(図2)、設定情報を一覧できるパラメータシート形式、2つのサーバー情報を並べて相違点に色やマークが入った形で出力する比較差分デザインなどを選べる。

図2:サーバー設定仕様書(Excel)のフォーマットを各種用意している。画面は、可読性が高い標準的なデサイン(出典:セイ・テクノロジーズ)図2:サーバー設定仕様書(Excel)のフォーマットを各種用意している。画面は、可読性が高い標準的なデサイン(出典:セイ・テクノロジーズ)
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 取得する情報は、日付などのOSの基本情報、ネットワーク構成、ディスク構成、ソフトウェアやアプリケーションの構成、などである。Windowsでは、WSUS、IIS、ActiveDirectoryといった固有のサービス群の設定や共有フォルダの設定、タスクスケジューラの設定なども取得する。Linuxでは、カーネルのパラメータ設定や、運用管理上のログローテーションの設定、セキュリティ機能であるSELinuxの設定なども取得する。

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