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「協調搬送ロボット」が働く次世代型大規模物流センター─SGホールディングスとNECが実証実験

2022年5月13日(金)神 幸葉(IT Leaders編集部)

SGシステム、佐川グローバルロジスティクス、NECの3社は2022年5月12日、物流施設への協調搬送ロボット導入に向けた実証実験を行うことを発表した。SGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」(東京都江東区)の通販専用プラットフォーム「EC Logi Tokyo」内で、NECの無人搬送車(AGV)「協調搬送ロボット」を活用したソリューションによる入出荷作業の生産性向上を検証する。実証実験を経てEC Logi Tokyoへの本格導入を目指す。

 物流業界では慢性的な人手不足が続く一方で、EC需要に伴う荷物の増加により、生産性の向上が求められている。近年では多様な荷姿への対応、物量の増減や新設備導入に伴う倉庫内スペースのレイアウト変更、深夜時間帯の作業員の確保などが喫緊の課題である。

 今回の実証実験で活用するNECのAGV「協調搬送ロボット」(写真1)は、2台のロボットが対となって、ユニットロード(カゴ車、平台車等の荷物搬送機器)を挟み込む形で搬送作業を行う。ユニットロードの大きさや形状にかかわらず、搬送時にロボットに固定する治具などが不要で、作業員のサポートなしに自動搬送ができる。

 また、NECは、倉庫に設置したカメラの映像やセンサー情報から得られる情報を集約して複数ロボットを一括で制御するソリューションを提供する。これにより搬送ルート指定やレイアウト変更への対応などが容易になるという。

写真1:NECのAGV「協調搬送ロボット」。2台のロボットが対になって搬送作業を行う。作業の様子はNECのサイトにある動画で確認できる(出典:NEC)
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 実証実験は、SGホールディングスグループの次世代型大規模物流センター「Xフロンティア」(東京都江東区、図1)で行われる。同センターの通販専用プラットフォーム「EC Logi Tokyo」内に設けた約50メートルのルートで、協調搬送ロボットを用いて20種類以上の大きさや形状の異なる荷物を搬送し、主に以下の2点を検証する。

●作業員のサポートなしに、所定のルート多様な形状の荷物を自動搬送する作業の有用性
●作業員の事務作業などと連携した搬送を行うことでの、本格導入時の生産性向上

図1:「Xフロンティア」の全体図。佐川急便の大規模な中継センター、グループ各社の倉庫区画、事務所などで構成される(出典:SGホールディングス)
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