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NEC、Google Workspaceに特化したChromebookを販売、リモートワークを導入から支援

2022年5月24日(火)神 幸葉(IT Leaders編集部)

NECは2022年5月23日、Google WorkspaceとChromebookを組み合わせたリモートワークソリューションを同月より提供開始すると発表した。同ソリューションは、Google CloudのゼロトラストセキュリティアーキテクチャであるBeyondCorpに基づいたセキュリティ対策で、社内外を問わないきめ細かなアクセス制御を実施。VPNを使わずに、セキュアかつ快適なリモートワークが可能とする。

 社外から社内ネットワークに安全にアクセスするためにはVPNを利用することが一般的である。しかし、近年の各企業における急速なリモートワークの拡大に伴ってVPNの逼迫や非効率なクラウドへのアクセス経路が大きな課題となっている。

 今回NECが提供を開始するリモートワークワークソリューションは、グーグル・クラウド・ジャパンのクラウド型オフィスアプリケーションスイート「Google Workspace」とChrome OSを搭載したノートPC「Chromebook」を組み合わせたもの。エンドユーザーのPCとして、Google Workspaceの利用に特化したNEC製ハードウェアのChromebook「NEC Chromebook Y2/Y3」を提供し、ユーザー企業における「快適安全なリモートワーク」(同社)へのニーズに対応する(図1)。

図1:Google Workspace +とChromebookを組み合わせたリモートワークソリューションのポイント(出典:NEC)
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 「快適安全」の根拠として、NECは、Google Workspace が、Google CloudのゼロトラストセキュリティアーキテクチャであるBeyondCorpに基づいた「コンテキストアウェアアクセス」を可能にすることと、Chromebook/Chrome OSに備わるエンドポイントセキュリティ機能を挙げる。

 これらにより、同ソリューションを利用する環境では、社内外を問わずユーザーやデバイスの種類などに応じたアクセス制御がなされ、エンドポイントでユーザーやデータを保護する。こうしてすでに十分なセキュリティが確保されるため、ユーザーは、VPNを使わずにセキュアかつ快適なリモートワークが可能となるとしている(図2図3)。

図2:Google Workspaceのコンテキストアウェアアクセス(出典:NEC)
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図3:リモートワークソリューションのセキュリティ対策(出典:NEC)
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 ソリューションの導入・運用手順として、導入前にはNECのGoogle Workspace担当者がユーザーの業務要件をヒアリングし要件適合性を確認するFit&Gap評価や顧客のニーズに合わせた各種設定を実施する。導入後はデータ移行、教育など、リモートワーク環境定着を支援する(図4)。

図4:リモートワークソリューションのサポートメニュー(出典:NEC)
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 また、エンドユーザーが用いるNEC Chromebook Y2(写真1)は、11.6型タッチパネル液晶ディスプレイ搭載のコンパクトなノートPC。ヒンジが360度回転する2-in-1型で、約11時間駆動のバッテリー性能、面耐圧150Kgfをクリアした耐久性、LTE接続などが特徴である。上位モデルのY3はこれらに加えてWi-Fi 6に対応する。

写真1:NEC Chromebook Y2(出典:NEC)
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