米JFrogの日本法人、JFrog Japanは2022年6月1日、ソフトウェア開発運用基盤「JFrog DevOps Platform」の新機能を発表した。更新プログラムをIoT(Linux)デバイスに自動反映する機能「JFrog Connect」を追加している。従来はデバイスへの反映機能を有しなかったが、機能追加により、開発者がコミットした瞬間に、更新内容がエンドユーザーまで一気通貫で届くようになったとしている。
JFrog Japanの「JFrog DevOps Platform」は、ソフトウェアを開発して本番環境に配備するまでの一連の流れをカバーする開発運用管理基盤である。ソースコードのバージョン管理や、開発パーツとしてのソフトウェアパッケージの管理、パッケージに含まれるセキュリティ脆弱性のスキャン、開発成果物の配備など、ソフトウェア開発プロジェクトを支える一連のDevOps機能群を提供する(図1)。
図1:JFrog DevOps Platformの全体像と、今回追加した機能「JFrog Connect」の概要(出典:JFrog Japan)拡大画像表示
特徴は、ソフトウェアパッケージ(第三者が開発・公開しているOSSなどのパッケージや、自身で開発した機能パッケージのバイナリなど)を、リポジトリで一元管理する点である。パッケージ管理対象の開発言語やランタイムは33種類で、直近ではモバイル(iOS)開発用のSWIFTパッケージを管理できるようにした。
リポジトリ上では、全ソフトウェアパッケージを一元管理しカタログ化する。パッケージをビルドした結果などのメタデータも同時に保存して管理する。外部リポジトリへのプロキシとしても機能し、JFrogのリポジトリを介して外部からパッケージを入手可能である。また、リポジトリに対して脆弱性スキャンを行え、開発の早期段階で脆弱性を検出・修復可能である。
今回、新機能として、更新プログラムをIoTデバイス(Linuxデバイス)に自動反映する機能「JFrog Connect」を追加した。従来は、成果物の配備先として、デバイスまではカバーしていなかったが、新機能により、「開発者がコミットした瞬間に、更新内容がエンドユーザーまで一気通貫で届くようになった」(同社)としている。
JFlog / JFrog DevOps Platform / DevOps / PaaS / Linux
-
AI時代の“基幹インフラ”へ──NEC・NOT A HOTEL・DeNAが語るZoomを核にしたコミュニケーション変革とAI活用法
-
加速するZoomの進化、エージェント型AIでコミュニケーションの全領域を変革─「Zoom主催リアルイベント Zoomtopia On the Road Japan」レポート
-
14年ぶりに到来したチャンスをどう活かす?企業価値向上とセキュリティ強化・運用効率化をもたらす自社だけの“ドメイン”とは
-
-
-
-
生成AIからAgentic AIへ―HCLSoftware CRO Rajiv Shesh氏に聞く、企業価値創造の課題に応える「X-D-Oフレームワーク」
-
-
-
「プラグアンドゲイン・アプローチ」がプロセス変革のゲームチェンジャー。業務プロセスの持続的な改善を後押しする「SAP Signavio」
-
BPMとプロセスマイニングで継続的なプロセス改善を行う仕組みを構築、NTTデータ イントラマートがすすめる変革のアプローチ
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-



