SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)が提唱されてからおよそ10年。ネットワークのオープン化はハイパースケーラーやビックテックなどと呼ばれる巨大IT企業で進められてきたが、その市場が一般企業にも広がろうとしているという。エヌビディアとマクニカのキーパーソンにオープンネットワークの最新動向を聞いた。
真のスケーラビリティにはコントローラレスのソリューションが必要
コンピュート、ストレージの仮想化が急速に進展し、定着した一方で、ネットワークは仮想化が遅れている分野だ。ただし、LinuxベースのオープンネットワークOSの台頭により、こうした状況に変化が生じているという。
LinuxベースのネットワークOSがなぜ重要かといえば、「コントローラレスでネットワークを構築できるから」だと、エヌビディアの大西宏之氏(ソリューションアーキテクチャ & エンジニアリング部 シニアソリューション アーキテクト)は指摘する。
GPUベンダーとしてのイメージが強いエヌビディアだが、2020年にネットワーク製品ベンダーのMellanoxを買収し、ネットワーク市場への参入を果たしている。
「OpenFlowなど、ネットワーク機器の制御を標準化する試みは行われてきましたが、あまり大きな成果は上がっていません。OpenFlowはあくまでもコントローラベースのソリューションであり、処理が集中するとコントローラ自体がボトルネックになってしまうからです。大規模なデータセンターでスケーラビリティを確保するには、ネットワークをコントローラレスで構成したほうが良いというコンセンサスが、この5~6年で固まってきたように思います」(大西氏)
エヌビディアの大西宏之氏(ソリューションアーキテクチャ & エンジニアリング部 シニアソリューション アーキテクト)●Next:ネットワークOSの注目株「SONiC」の開発にも参画
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