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ヤマト運輸、分析用データをデータサイエンティストに迅速に渡す仕組みを構築、対応件数が1.5倍に

ServiceNowのITサービス管理を導入、納期も約1カ月から約2週間に

2022年8月5日(金)IT Leaders編集部

ヤマト運輸は、データサイエンティストに対して必要なデータを迅速に提供するための仕組みを構築した。2021年6月に、「ServiceNow ServiceNow IT Service Management(ITSM)」を用いて仕組みを構築。その結果、1カ月で対応可能なデータ件数が1.5倍に増加、納期も約1カ月から約2週間に短縮された。ServiceNow Japanが2022年8月5日に発表した。

 ヤマト運輸は、データサイエンティストに対して必要なデータを迅速に提供する仕組みを構築した。2021年6月にServiceNowのITサービス管理ソフトウェア「ServiceNow IT Service Management(ITSM)」を導入して仕組みを構築。その結果、1カ月で対応可能なデータ件数が1.5倍に増加、納期も約1カ月から約2週間に短縮された。

 ヤマトグループは、データドリブン経営への転換の過程で、グループが持つ全データを収集・統合・クレンジングし、活用可能な状態に整理するデータマネジメント体制を構築している。社内のデータサイエンティストが必要とするデータを迅速に提供するための問い合わせ窓口「データコンシェルジュ」を設置している。

 データコンシェルジュは、データサイエンティストからリクエストが上がったデータの在処について、整理済みのデータカタログのどこにあるかを回答する。しかし、まだ整理していないデータについては、担当者に問い合わせるなどの工程が発生し、データ納期に時間を要していた。

 2021年6月、社内で利用していたServiceNow ITSMを、データコンシェルジュの業務効率化に適用。上記の導入効果をもたらした。「データ確認の進捗状況が見えるようになり、データ納期の目処が立ちやすくなった。履歴をナレッジとして蓄積できるため、過去の問い合わせの参照も可能になった」という。

 なお、ServiceNow ITSMは、ノーコード/ローコードのワークフローアプリケーション開発に対応している。ヤマト運輸はこれを活用し、データサイエンティストやデータコンシェルジュの視点で、使いやすいシステムへと改良を重ねている。現在、蓄積したナレッジからデータサイエンティスト自ら検索して必要なデータを探し出せる仕組みの整備を検討しているという。

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