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パナソニック コネクト、マイナカード/運転免許証を利用する「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」

受付など対面での顔認証を省力化、個人情報の入力も自動化

2022年10月24日(月)日川 佳三(IT Leaders編集部)

パナソニック コネクトは2022年10月24日、「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」を販売開始した。本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証)に記録してある顔画像とカメラ画像を比較して、本人かどうかを認証するシステム製品である。当初はマイナンバーカードに限るが、2023年3月からは運転免許証も使えるようにする。2023年度内には、企業の受付端末や専用装置などへの組み込みが容易なモジュール型タイプも提供する。価格はオープン。

 パナソニック コネクトの「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」は、本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証)に記録してある顔画像とカメラ画像を比較して、本人かどうかを認証するシステム製品である(表1)。

表1:「本人確認用 顔認証カードリーダー開発キット」の概要(出典:パナソニック コネクト)
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 カードリーダーやカメラなどが一体型となった「カメラ・モニター 一体型」タイプと、既成の受付端末や専用装置などに組み込んで使うための「モジュール型」タイプを用意した(モジュール型では、カードリーダー部とカメラ部が別々に分かれている)。

 カードリーダーにマイナンバーカードを置き、カメラで顔認証をすることで、簡単に本人確認が可能である。顔の特徴が十分に取得できれば、メガネやマスクをしたままでも照合可能としている。

 情報システムと連携するためのAPIも提供する。APIを介して、本人確認結果、個人情報(氏名、生年月日、住所など)、カメラで読み取った顔画像、券面画像、本人確認書類種別(マイナンバーカード、運転免許証)を取得できる。

 主な用途として同社は、自治体窓口や金融機関での本人確認業務、避難所における安否確認、商品やサービスの利用時における年齢確認、物流現場において繁忙期に一時的に多くのアルバイトを雇う際の本人確認業務などを挙げる。

 「現状、受付などの現場では、対面による本人確認が負担になっている。本人確認書類と顔を目視で見比べ、書類に記載されている個人情報を手入力で業務システムに登録し、本人確認書類のコピーを残して管理している。多くの手間がかかり、ヒューマンエラーが発生する可能性もある。一方で、健康保険証としてマイナンバーカードの利用が始まるなど、今後各種の業界でマイナンバーカードを活用した本人確認が広がることが見込まれている」(同社)

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