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オンライン商談/会議解析ツール「ACES Meet」に、商談時の笑顔比率と視線分布を表示する新機能

2022年11月11日(金)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ACESは2022年11月10日、オンライン商談/会議解析サービス「ACES Meet」の定量分析機能を拡充したと発表した。商談中の表情を解析して笑顔の割合を可視化する「笑顔比率指標」と、カメラに対しての視線の向きを判定する「視線分布指標」の機能を追加した。これらの新機能により、商談や接客での第一印象を高められるとしている。

 ACESの「ACES Meet」は、オンライン商談やWeb会議の内容をAIで解析するツールである。商談/会議の準備、記録、書き起こし、内容の分析、といった一連の流れをAIが自動で行う。一般的な議事録ツールと異なり、AIが自動で商談/会議を定量化し、要点を抽出する。開発の目的についてACESは「属人的なコミュニケーションに依存した働き方を解消する」と説明している(関連記事オンライン商談をAIで解析する「ACES Meet」、Zoom/Google Meet/Teamsに対応)。

 今回、定量分析の機能を拡充し、(1)笑顔比率指標と、(2)視線分布指標(β版)(「カメラ目線」)の2つを追加した。オンライン商談における「信頼関係の構築」や「営業担当者の印象向上」などに役立つとしている。

 (1)笑顔比率指標は、会話中に笑顔と判定された時間の比率を、トーク中(発話している間)とヒアリング中(発言を聞いている間)に分けてパーセンテージ表示する機能である。笑顔比率の分析対象者は、ミーティングのホストを含む2人で、社外の発話者を優先して割り当てる(図1)。

図1:「笑顔比率指標」機能の概要。会話中に笑顔と判定された時間の比率を、トーク中とヒアリング中に分けてパーセンテージ表示する(出典:ACES)
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 (2)視線分布指標(β版)(「カメラ目線」)は、カメラを基点とし、顔の向きや視線の動きを評価する機能である。カメラ目線を外れて左右や上下に顔や視線が向く時間の割合を、9分割画面でパーセンテージ表示する(図2)。

図2:「視線分布指標」機能の概要。顔の向きや視線の動きを判定し、カメラ目線を外れて左右や上下に顔や視線が向く時間の割合を9分割画面でパーセンテージ表示する(出典:ACES)
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 ACES Meetの価格(税込み)は、基本料金が月額3万円。利用料金は、会議動画の取り込み/解析機能を利用できる通常ユーザーライセンスが、1ユーザーあたり月額7000円。会議動画の取り込みができず、会議の検索・閲覧や取り込み済み会議の各種編集などに機能を限定した閲覧者用のライセンスが、1ユーザーあたり月額3000円。

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