ITインフラ自動化などのSIを提供するエーピーコミュニケーションズ(APC)は2023年1月17日、ITコンサルティング/SIサービス「データ&AI分析基盤の支援サービス with Databricks」を発表した。同年1月6日から提供している。データ分析プラットフォーム「Databricks」を用いて、データ分析基盤の導入や既存のデータ分析基盤からのマイグレーション、PoCなど、データ分析/AI分析基盤のプロジェクト全般を支援する。
エーピーコミュニケーションズ(APC)の「データ&AI分析基盤の支援サービス with Databricks」は、データ分析/AI分析基盤の導入と活用を支援するITコンサルティング/SIサービスである。
データブリックス・ジャパンのデータ分析プラットフォーム「Databricks」を用いて、データ分析基盤の導入、既存のデータ分析基盤からのマイグレーション、PoCなどプロジェクト全般を支援する。また、データ分析/AI分析基盤の導入支援に加えて、内製化のためのエンジニア育成も支援する。
APCは、AIを用いたデータ分析でユーザーが抱える課題として、「データの収集がメインタスクになってしまっている」「データ基盤構築やマシンラーニング(機械学習)の運用に問題があり、AI戦略まで進まない」といったケースを挙げている。こうした課題を持つユーザーを、以下の5つのフェーズで支援する。
- 構想策定・企画立案
- ユースケース候補洗い出し(価値発見、実現時期、インパクト算定)
- ポテンシャル特定
- ユースケースの優先順位付け
- ロードマップ策定(初期版)
- 組織的な準備(混成チームの組成、アサイン計画)
- 初期調査(ユースケース特定後)
- 評価基準を定義(ベースライン設定)
- データ調査(データ整合性や抜け漏れの評価)
- 仮説設定(ビジネス仮説、デジタル仮説)
- 技術検証と準備
- ROI算出
- PoC
- テクニカルPoCの実施(データ抽出・統合、初期モデル構築、事業成長要素特定、インパクト測定)
- ビジネスPoCの実施(マニュアルでのモデル実装、ROI算出)
- プロトタイプ構築
- テクニカルプロトタイプ(システム全体アーキテクチャ構築・実装をMVPとして必要な範囲で実施、施策実行とモニタリングの仕組みをDevOpsとして導入)
- ビジネスプロトタイプ(業務プロセスの見直し、インパクト検証、業務変革ロードマップ策定)
- 本番化開発と運用
- テクニカルプロダクト(システム全体開発、アジャイルな継続改善)
- ビジネスプロダクト(ビジネス側もアジャイルで業務プロセスとシステム改善プロセスの確立、ガバナンス体制の確立、各種トレーニングの作成と展開)