[新製品・サービス]

東芝情報システム、少量例から教師データを自動作成する「自動アノテーションサービス」

ベンチマークで24時間で9600枚の教師データを作成

2023年1月19日(木)IT Leaders編集部

東芝情報システムは2023年1月18日、マシンラーニング(機械学習)支援サービス「自動アノテーションサービス」を提供開始した。ユーザーが指定した教師データの仕様と対象データを基に教師データを短期間で自動かつ大量に作成する。教師データ作成作業の中でも時間がかかる画像のセマンティックセグメンテーション処理時間を短縮する。

 東芝情報システムの「自動アノテーションサービス」は、マシンラーニング(機械学習)の教師データを作成するサービスである。ユーザーが指定した教師データの仕様と対象データを基に教師データを短期間で自動かつ大量に作成する。教師データ作成作業の中でも時間がかかる画像のセマンティックセグメンテーションの処理時間を短縮する(図1)。

図1:「自動アノテーションサービス」の提供イメージ(出典:東芝情報システム)
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 独自の自動アノテーション技術を用いる。自動アノテーションに必要な学習を事前に済ませており、ユーザーから預かった少量の例を追加学習させるだけで、ユーザーの仕様に合った教師データを自動作成する。

 画面1は、乗用車やトラックなど18個のクラスを認識する自動運転向け教師データを作成したもの。遠方の車種、重なり合った物体、植生の複雑な境界などを、高い精度で認識/識別している。

画面1:「自動アノテーションサービス」で作成した教師データの例(出典:東芝情報システム)
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 処理速度のベンチマーク結果を示している。手作業で作成した場合、作業者1人で1日(8時間)に16枚の教師データしか作成できなかったところ、自動アノテーションサービスを用いると、GPUサーバーマシン1台で1日(24時間)に9600枚の教師データを作成したという。

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東芝情報システム / マシンラーニング / アノテーション

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