[事例ニュース]

無人店舗で酒類を販売、セルフレジの顔認証で購入可能な利用者をローカル認証

ジョイフルサンアルファとあなぶきハウジングサービスが長崎市内のマンションで運営

2023年1月31日(火)日川 佳三(IT Leaders編集部)

スーパーマーケットチェーンのジョイフルサンアルファ(本社:長崎県長崎市)とマンション管理会社のあなぶきハウジングサービス(本社:香川県高松市)は、顔認証による本人確認技術を利用することで、無人店舗での酒類の販売を実現した。マンション内に設置した無人店舗「FACE MART」のセルフレジにNECの顔認証技術を組み込み、事前に登録した20歳以上の利用者をカメラとQRコードで認証する。NECソリューションイノベータが2023年1月31日に発表した。

 長崎市内および近郊でスーパーマーケットチェーン「ジョイフルサン」を運営するジョイフルサンアルファと香川県高松市のマンション管理会社のあなぶきハウジングサービスは、顔認証による本人確認技術を利用することで、無人店舗での酒類の販売を実現した。マンション内に設置した無人店舗「FACE MART」のセルフレジにNECの顔認証技術を組み込んで実現した(写真1関連記事:顔認証とセルフPOSを用いた無人店舗の実証実験、スーパーチェーンのジョイフルサンアルファなどが開始)。

写真1:無人店舗「FACE MART」のセルフレジに顔認証技術を組み込み、無人店舗での酒類の販売を実現した(出典:NECソリューションイノベータ)

 20歳以上の利用者に対して、顔の特徴量を格納したQRコードを事前に発行しておく。酒類購入時は、POS端末のカメラで撮影した顔画像と、QRコードに格納した顔の特徴量を利用して本人かどうかを認証する。年齢確認した人だけが持つQRコード(所有情報)と、カメラで得られた顔画像(生体情報)の2要素認証で、20歳以上だけが酒類を購入可能な仕組みを構築した。

 POS端末単体で、カメラ撮影画像とQRコードだけで認証が完了することから、顔認証用のデータベースやネットワークインフラが不要である。このため、インフラ環境の整備コストが少なくて済むほか、インフラ環境の整備が難しい場所でも本人確認が可能である。なお、POS端末などには顔画像などの個人情報を保存しない。

 酒類の無人販売は、2022年8月31日に、FACE MARTコアマンション長崎ガーデンヒルズ店と同アプローズ長崎南店で開始した。現在、酒類の累計売上金額は35万円を超えているという。

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