[事例ニュース]

顔認証とセルフPOSを用いた無人店舗の実証実験、スーパーチェーンのジョイフルサンアルファなどが開始

2019年7月25日(木)日川 佳三(IT Leaders編集部)

ジョイフルサンアルファ(本社:長崎県長崎市)、穴吹ハウジングサービス(本社:香川県高松市)、NECソリューションイノベータの3社は2019年7月24日、無人店舗の実証実験を開始すると発表した。24時間営業の小型無人店舗を共同で開発し、8月から穴吹ハウジングサービスの分譲マンション「コアマンション長崎ガーデンヒルズ」(長崎県長崎市)の共用部分で営業する。

 無人店舗は、穴吹ハウジングサービスが管理受託している分譲マンションのエントランスロビー内に設置する。長崎市内に11店舗のスーパーマーケットを展開するジョイフルサンアルファが、マーチャンダイジングや商品供給など、運営面を担う。産直の新鮮野菜や果物など、一般的な無人店舗では扱うことが難しい商品も提供する。

 中核となるシステム要素として、NECソリューションイノベータの顔認証技術を利用した入退館システムと、セルフPOSシステムを使う。さらに、また、穴吹ハウジングサービスがデジタルサイネージを使って提供する地域情報提供サービスも実装する予定である。

 顔認証技術を利用した入退館システムは、マンション共用部に出店する無人店舗に配置する。あらかじめ居住者の顔情報を登録しておき、カメラによる顔認証を経て店舗に入る。POSシステムは無人型で、現金を使わないキャッシュレス決済とした。キャッシュレスの仕組みとして、ジョイフルサンアルファの電子マネーカードを使う。

 実験の実施期間は、2019年8月30日~2020年8月29日。実験の内容として、マンション居住者への実売と定期的な意見交換を通じて、無人店舗の事業性の判断や、システム・技術を含むサービス実運用の検証・課題抽出を行う。

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