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[データマネジメント2023]

現場主導のデジタルマーケティングを支援
ノーコードでデータ準備から活用までを実現するオールインワンツール

2023年4月17日(月)

購買活動のデジタル化が進む中、あらゆる業界でデジタルチャネルの強化が進む。ただし、そこで“壁”となりがちなのが、分析用データの準備が一筋縄ではいかないという実態だ。2023年3月9日に開催された「データマネジメト2023」のセッションにデータXの福井和典氏が登壇し、デジタル時代における現場主導のデータ活用の在り方について、成功事例を元に解説した。

データ準備の“煩雑さ”を打開するデータ活用支援ツール

 消費者や企業の購買活動のデジタルシフトが着々と進む中、売り上げの維持や拡大のために多くの企業がデジタルチャネルの強化を推し進めている。ただし、道のりは決して平坦ではない。そこで鍵を握るのが、購買履歴やWebサイトへのアクセス頻度、顧客属性などのデータ活用を通じた効果的な施策立案だが、その前工程であるデータの準備だけを見ても、収集や統合、抽出作業に少なからぬ手間や時間、ノウハウを要し、実践は一筋縄ではいかない。しかもデータ活用は、仮説立案と検証を繰り返さなければならず、煩雑なデータ準備を何度も強いられるのも悩ましい。

 こうした中、企業のデジタルチャネル強化の支援ですでに多くの実績を積み重ねているのが、データXが提供するデータマーケティング用クラウドサービス「b→dash」だ。データXでマーケティング管掌執行役員を務める福井和典氏は、その特徴として “ノーコード”と“オールインワン”の2つを挙げる。

 デジタルマーケティングでは一般に、顧客一人ひとりの属性データや行動データを収集・統合・分析するCDP(Customer Data Platform)が整備される。前述のデータ準備の手間は、そこでの作業における、都度のSQL記述の必要性が根底にあるが、「b→dashでは、取り込みから加工、統合、抽出までの一連の作業をノーコードでできるようになっています。これなら、ITの専門知識が乏しい営業やマーケティングなどの部門でも構えることなく作業にあたることができます」と福井氏は述べる。

データXでマーケティング管掌執行役員を務める福井和典氏

 また、データの活用パターンはケースバイケースでいくつも考えられるが、b→dashでは、「メール/MA」「SMS配信」「Web接客」「Push通知」など、データ活用に必要な機能をオールインワンで網羅的に用意。分析結果を基に各種施策の迅速展開ができるよう工夫が凝らされている。「使い勝手の高さが評価され、b→dashはダスキンやキリンなど大手を含めて、国内ですでに累計で600社以上に使われています」(福井氏)。

マーケティング部自身でのデータ生成に向けb→dashを採用

 具体的な成果を挙げている事例も枚挙に暇がない。その一つが、自然派化粧品をインターネットでも販売するA社だ。同社ではコロナ禍を契機としたECチャネルでの売上急伸を踏まえ、ECサイトのさらなる強化を決断。そこで打ち出した施策が、アプローチすべき顧客を明確にするためのRFM(Recency:直近、Frequency:頻度、Monetary:購入金額)分析とメール配信などを組み合わせた、初回購入者のF2転換率(初回購入をした層が2回目の購入をした層に変化した割合を示す指標)の向上である。

 ただし、その実施に向けA社が直面することになったのが「データ準備の壁」だ。RFM分析に必要なデータは「顧客ID」「氏名」「メールアドレス」など9種類。しかし、そのうち「初回購入日」「初回購入日からの経過日数」「初回購入商品名」「累計購入回数」の4つはA社のシステム内には存在しなかったのだ。

 そこでA社は、既存データから4つのデータを作成することを試みた(図1)。社内には「顧客」「商品」「受注」「アクセスログ」といったデータベースが存在し、例えば「初回購入日」データであれば、受注データの「顧客ID」と「購入日」の両データを突き合わせることで生成できる。残る3データも、より複雑な手順が必要ではあるものの、最大9ステップの作業を重ねることで生成できることが判明した。

図1 存在しない4つのデータをDB内のデータを基に生成した。4データの整備のために計9つのタスクを実施した
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 ただし、A社はこの時点においてb→dashを未導入。IT部門にSQLを駆使したデータ生成作業を依頼することを検討したが「IT部門には優先すべきタスクが山積みで、作業完了まで約2カ月を要すという返事でした。社外にも問い合わせましたが、初回作業に200万円、さらにデータの最新化の都度、30万円の追加コストが求められました」(福井氏)。

 打開策を模索する中、A社はノーコードでの作業が可能なb→dashに着目。マーケティング部自身によるデータ生成に向け、b→dashの導入を決定したという。

施策に必要なデータ準備から活用までを簡単に実現 

 b→dashはノーコードでデータの取込、加工、統合、抽出、活用までをオールインワンで実現できるデータマーケティングプラットフォームだ。

 マーケティング部門では、カートシステムや基幹システムのデータをCDPに取り込み、集計、加工、統合して、BI(ビジネスインテリジェンス)やMAなどにデータ連携するといった活用が多いが、これらをすべてノーコードでできるのがb→dashの特徴だ。さらに、MA、BI、Web接客、スマホアプリのプッシュ通知など、さまざまなマーケティング施策を実現する機能も兼ね備えている。

図2 b→dashで利用可能な機能の一覧
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 「通常、データマーケティングを行う上で、さらに踏み込んだ施策や分析を行おうとすると、CDPやMA、BIなど、様々なツールを導入する必要があります。しかし、複数のツールを導入する際には、それぞれのツールに対して、初期導入のコストや工数がかかってしまうため、なかなか実現できないケースが多いです。その点、b→dashであれば、一つのツールの中に、網羅的に機能を搭載しているため、通常の場合にかかってしまうコストや工数を大幅に抑えることができます」(福井氏)。

独自サービスメニューでデータ活用のノウハウまで提供

 A社では、メールとLINEでの2系統でF2転換シナリオを設計。併せて、RFM分析によりアプローチすべき顧客を明確化したうえで施策を実施した。結果、F2転換率は従来の27%から36%と約10ポイントも上昇させることに成功している。

 もっとも、自力でのデータのハンドリングや施策展開に自信が持てないとの声も少なくないはずだ。データXでは、そうした企業を対象に、b→dashによる早期での成果創出を支援するプログラム「オンボーディングプログラム」を用意する。「27の業界・業態における成功事例を元に、『シナリオ』『Web接客』『分析』のそれぞれで、データ活用で“鉄板”ともいえるテンプレートを提供します(図3)。加えて、やりたいことをお聞きし、必要なデータを送ってもらうことで、データの準備も当社が原則無料で代行します」(福井氏)という。

図3 オンボーディングプログラムでは、27の業種/業態の成功事例を基に、定番施策のテンプレートを数多く提供する
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 いわばデータXが伴走してくれるようなものであり、実務の現場に知識やノウハウが乏しくとも、実効性を伴うデータ活用に円滑かつ迅速に乗り出すことが可能だ。デジタルチャネルの強化を検討している企業にとって、心強いパートナーとなるのがデータXである。


●お問い合わせ先

株式会社データX

URL: https://data-x.co.jp/
製品URL:https://bdash-marketing.com/

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