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[データマネジメント2023]

“攻め”と“守り”を両立―AIとBI分析の要件を満たすストレージとは

2023年5月10日(水)

データ活用の推進のためには、あらゆるデータを統合管理できた方が処理の手間などからも望ましい。ただし、そこでの壁が、「構造化データ」と「非構造化データ」の特性の違いに起因する、統合管理の技術的な難しさだ。2023年3月9日に開催された「データマネジメント2023」のセッションにピュア・ストレージ・ジャパンの正見卓司氏が登壇。統合管理を通じた“攻め”と“守り”を具現化するアプローチを提示した。

「構造化」「非構造化」の違いがデータ活用の壁に

 DXが本格化する中、その本質への理解が着実に進みつつある。「それが、“データに対する挑戦”です」と指摘するのは、ピュア・ストレージ・ジャパンのマーケティング本部でフィールドマーケティングマネージャーを務める正見卓司氏だ。

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社 マーケティング本部 フィールドマーケティングマネージャーの正見卓司氏

 “挑戦”の意味するところは、「非構造化」データの活用推進だ。従来からのデータ活用は、エクセルに見られる「列」や「行」により意味を持たせた「構造化データ」を使った分析が主流だった。対して、テキストや音声、センサーデータなどの非構造化データは、背景を理解しなければ単体では意味を見出しにくい。ここにきて蓄積が急増し、DXで注目が集まっているのが非構造化データだ。

 「DXは未活用データが大量に残る中での、AIやBI分析における従来にはない価値を生む活動と言えます。構造化と非構造化を問わないデータの有益性を見極める“目”が問われています」(正見氏)。

 ただ、挑戦には大きな宿題が残ると正見氏。データ活用に向けた各種処理の効率化のため、本来的にデータは統合管理した方が望ましい。その中での、構造化データと非構造化データの特性の違いに起因する技術的な一元管理の難しさがそれだ。現状のデータ管理に目を転じれば、各データに適したストレージ選択などの結果、サイロ化により全社データが分断管理された状況にある。

 「現状、企業のデータ基盤は、構造化データはDWHで、非構造データはデータレイクで個別に管理されています。活用の効率性を踏まえれば、データは統合管理できた方が明らかに望ましい。DXの“攻め”を軌道に乗せるうえで、管理の溝をどう埋めるべきかの問題を避けては通れません」(正見氏)。

多様なデータ活用要件を満たすストレージとは?

 打開策として正見氏が提示したのが、ピュア・ストレージのオールフラッシュ・ストレージ「FlashBlade」だ(図1)。

図1 FlashBladeはさまざまなアプリケーションのデータハブとして提供されるストレージサービスとなる
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 「データ活用、さらにDXの推進に向けストレージに求められる要件は多岐にわたります。データ統合はもちろん、分析やDevOps、ログ分析、AIなどのニーズにも漏れなく対応する必要があります。FlashBladeは、スケールアウトによる両データのリニアな管理/処理能力の向上により、極めて高いレベルでそれらへの対応を実現しています」(正見氏)。

 FlashBladeの能力の高さとして正見氏が紹介したのが次の6つだ。

・複数の同時ワークロードへの高いスループットとパフォーマンスを両立した多次元パフォーマンス。ビッグデータ分析を後押しする。
・オンプレミス制御によるクラウドのような敏捷性、柔軟性、およびリソース消費の選択を実現したクラウド対応。シームレスなデータ移行も可能だ。
・容量、パフォーマンス、メタデータ、ファイル数、オブジェクトのシームレスなスケーリングによる動的なスケーラビリティ。活用状況の変化に柔軟に対応できる。
・シンプルな展開、管理、アップグレードのためにフラッシュ用に構築したインテリジェントアーキテクチャ。GUIも当然、シンプルだ。
・無停止のアップグレードとデータ保護による99.9999%の高可用性を通じた常時稼働
・NFS、SMB、およびS3プロトコル全体での卓越したパフォーマンスと機能を実現したマルチプロトコルサポート。オンプレミスとクラウドでのデータ管理に対応する。

 のみならず、ピュア・ストレージがFlashBladeの運用管理の支援策も用意している点にも注目してほしいという。それが、「ストレージが決して古くならない」(正見氏)保守サービス「Evergreen」だ(図2)。

図2 保守費用のみで長期利用することでオールフラッシュのコスト高を吸収する
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リプレースを生じさせない保守サービス「Evergreen」

 一般的にストレージは4~5年ごとにリプレースを繰り返し、その都度、高額の初期コストが求められる。対してEvergreenでは3年に1度の、保守の一環とした最新コントローラへの交換により、導入後のリプレースが生じないのがポイントだ。電源やフラッシュブレードなどの保守部材についても、その時々の最新のものを提供し、枯渇によるリプレースを食い止める。

 正見氏は、「Evergreenにより、リプレースに起因する多額のコスト負担を一掃でき、煩雑なデータ移行もなくなります。長期的に見ればEvergreenの方がコストと手間の両面で従来の保守契約より優れていることは明らかです」と協調する。

 一方で、データの重要性が高まるにつれ、データを狙ったサイバー攻撃も急増している。中でも近年、リスクが高まっているのが「ランサムウェア」被害だ。生データが蓄積されるデータレイクには機密性の高いデータが含まれている可能性が高く、「セキュリティ面の考慮が必須となっています」と正見氏は述べる。

 ピュア・ストレージでは、そのための“守り”のDXの仕組みも用意する。オンラインストレージ上に暗号化できないスナップショットを作成する「SafeMode スナップショット」がそれだ(図3)。

図3:SafeMode スナップショットによる多段防御
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ランサムウェア対策に独自の仕掛け

 万一、ランサムウェアの侵入を許した場合、通常は社内ネットワーク経由であらゆるシステムが被害に遭う。しかし、SafeMode スナップショットは、管理者権限を奪われてもスナップショットまでは被害が及ばない仕組みとなっている。

 「その後はスナップショットの安全性の確認が取れ次第、ピュア・ストレージの担当者サポートを受けることで、全社データをリストアできます。その際にはFlashBladeの1時間に270TBという高速READ性能が、短期復旧で力を発揮します」(正見氏)。

 なお、バックアップデータやDBダンプなどのSafeMode スナップショットでの保護期間は、ランサムウェアの潜伏期間の長期化を踏まえ、最長400日まで設定できる。

 ピュア・ストレージのソリューションは大企業を中心に多くの企業で採用されている。デンソーでは、Evergreenを自社のプライベートクラウドの老朽化防止に役立てているほか、日揮では重いデータを扱う設計業務のデータ基盤として活用を進めている。

 人気を下支えするのが、環境を意識した製品の作り込みだ。高密度でのエネルギー効率化による消費エネルギー削減を推進し、すでに競合他社のオールフラッシュシステム比で最大80%の炭素排出量の削減を達成済みだ。

 DXにおける“攻め”と“守り”を両輪に、ピュア・ストレージのFlashBlade人気はさらに拍車がかかることになりそうだ。


●お問い合わせ先

ピュア・ストレージ・ジャパン株式会社

URL:https://www.purestorage.com/jp/

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