ACESは2023年4月6日、オンライン商談/会議解析ツール「ACES Meet」において、商談と同時並行での議事録書き起こしおよび商談解析が可能になったと発表した。商談中や商談終了後すぐに書き起こしを確認でき、商談の結果を共有できるようになった。
ACESの「ACES Meet」は、オンライン商談やWeb会議の内容をAIで解析するツールである。商談/会議の準備、記録、書き起こし、内容の分析といった一連の流れをAIが自動で行う。Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsを使ったWeb会議に対応している(関連記事:商談/会議解析ツール「ACES Meet」、対話解析に声量や発話割合など6項目を新たに追加)。
ACES Meetを使うことで得られるメリットの1つは、商談動画のAI分析によって、成約/失注要因を分析できること。商談/会議参加者の様子を、参加者ごとの話すスピードや発話比率として定量化する。相手に伝わりやすい速さで話せているか、一方的な会話になっていないかなどが分かる。カメラ情報も利用し、視線の動きや顔の向き、動作からリアクションが大きかったシーンをAIが特定する。
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今回、商談内容の逐次解析・ライブ文字起こしが可能になった(画面1)。従来は、ACES Meetの書き起こしや解析には、1時間の商談に対して平均20~30分かかっていた。今回のアップデートにより、1時間の商談に対して、5~8分遅れで逐次内容を解析して書き起こせるようになった。既にGoogle MeetとMicrosoft Teamsで利用可能である。Zoom向けの開発も進んでおり、今後使えるようになる予定。
ACES Meetの価格(税込み)は、基本料金が月額3万円。利用料金は、会議動画の取り込み/解析機能を利用できる通常ユーザーライセンスが、1ユーザーあたり月額7000円。会議動画の取り込みができず、会議の検索・閲覧や取り込み済み会議の各種編集などに機能を限定した閲覧者用のライセンスが、1ユーザーあたり月額3000円。